入院中の若年性認知症の妻は、
車椅子になってから右脚が拘縮している。
自公政権のときのおかしな法改正で、
長期の個人リハビリができなくなり、
その後の野党政権でも改善されなかったため、
院内に理学療法士や作業療法士がいるのに、
何も手を施すことができない。
集団リハビリがあるものの、
アルツハイマーの進行により意味が分からず、
みんなについて行くことができない。
老健では1日20分間、
週3回以上のリハビリがあるのだが、
僕が見学した特養の場合には、
原則的には生活リハビリのみとなっている。
入所の際に理学療法士や作業療法士が、
生活リハビリの計画を立てる施設もあったが、
外部のマッサージを説明されることが多い。
ターミナルケア中の血管性認知症の母が、
介護用ベッドから動くことがなくなってから、
早いもので1ヵ月超となった。
水分も食事もあまり摂ろうとしないため、
自力で起き上がることすら厳しい。
もともと膝が悪く、
脳出血の後遺症で歩きづらくなっていたのを
週1回の訪問リハビリで、
機能低下しないように維持してきた。
在宅医療を受けるようになってからは、
訪問リハビリはやめたのだが、
数日前の夜中、「脚が痛い」と母が訴えた。
1ヵ月以上寝たきりの状態だと、
膝が固まってしまい拘縮へと進んでいく。
母の痛みを改善したい父は、
自分の痛みには堪えながら、
訪問マッサージを週2ペース頼むことにした。
昨日初回体験をした母は、
気持ちよさそうな表情をしていた。
YouTubeで探してみると、
高齢者向けの「関節の拘縮予防訓練」や、
「寝たきりの人の拘縮改善の実際」と
いう動画を見つけることができた。
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だが、動画で学んで行おうとしても、
家族が行うと嫌がることが多いと思う。
こういう場合にはプロの施術は安心である。
母には同性介助の原則で、
女性施術士さんに来てもらうことになった。
気が回る優秀なケアマネさんは、
父の介護申請を提案し、
窓口申請に行ってくれることになった。
要支援1を取ることができれば、
父のための訪問リハビリが可能となる。
五十肩になった僕ですら、
通院リハビリで半年もかかっている。
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また母のために来てもらっている
ヘルパーさんの時間延長をし、
父のヘルプをしてもらうことが可能となる。
申請したからといって、
要支援認定されるとは限らないが、
家族ではなくケアマネさんが申請すれば、
リアリティが増すかもしれない。
果たしてどうなることやら……。