10歳までとはいえ、北海道で生まれ育った道産子の私の体内に宿るDNAが騒ぐのか、時々発作のように古臭いサッポロラーメンが食べたくなることがあります
本日は朝から雨がえげつなく降っているけれど、あそこなら地下ルートで傘なしでも行けるなと向かったのは大手町ビルの地下にあるサッポロラーメンの「どさん子」で、実は今朝出勤の際に念のためルートも確認してあります


「どさん子」といえば、かつてはサッポロラーメンの評判を地に堕とした元凶のダメチェーン店として蔑視してきたけれど、八重洲の地下にリブランド出店したと聞いてためしに食べてみたら、ちょっと見直すようになったというのはもうかれこれ10数年前のこと
もっとも、その後再訪してみたら、一体何がしたいのかよくわからない方向に道を誤っていたのにがっかりして、以来ご無沙汰をしているうちにその八重洲の店舗は撤収してしまったようです

 


してみると、この大手町ビルの地下にある店舗は八重洲からの移転先なのかもしれません
やってきてみれば、向かいにあるロメスパの「リトル小岩井」には相変わらず行列ができている一方、こちらのお店の前には誰も並んでいないのはお店同士の実力差を物語っている感じではあります

 

 

まあ、入る気で来ている私としては、変に混んでいてもそれはそれで困るんですがね

店内に入ってすぐのところにある券売機で私が買ったのは「復刻塩バターコーン(890円)」と「半炒飯セット(220円)」の食券
サッポロラーメンといったら「味噌」なんだろうけれど、今日はあえて「塩」という気分です
買った食券をお店の方に差し出すと、相席のテーブル席に案内されました

で、ほどなくやってきた「復刻塩バターコーン(ラーメン)」と「半炒飯」
感心なことに提供は迅速なんだな、こちら


まずはラーメンからいただいてみれば、スープはご当地不明の味だし、色白太目の麺もまたサッポロラーメンらしくはありません
うーん
このコレジャナイ感はなんだろうね
決して美味しくないわけではないのだけれど、サッポロラーメンとは似て非なるこれでは郷愁が満たされないんだよなぁ


一方、炒飯の方は、値段と提供スピードからするとまず間違いなく作り置きなのだろうけれど、出来の悪いネイティブ系の店の物なんぞとは違ってピラフっぽくはないから、これはこれで許容の範囲内です

ちなみに、ラーメンの麺を食べ終わって嵩が減ると、丼の内側に出現した「つたや中華」という染文字


謎だなと思いながら後で調べてみれば、「つたや中華」というのは「どさん子」が創業当初に名乗っていた店名らしい

 


なるほど、そういうことでしたか

(6点/10点満点)