サマリー(W24: 6/10 -6/14)
この週を振り返って
米国のFOMCと日銀の金融政策決定会合の結果待ちの状態で、始まる前は動かなかった。結果や会見で比較的大きく動いたものの、その後はほぼ元のレベルに持ち直した。ほぼ市場の予想通りだったことがその理由だと思われる。
米政策金利は高いまま維持、日本の短期金利は0-0.1%で維持。少なくとも秋までは円安継続。1ドル158円を超えた場面もあったが、終値は157.409。再度、1ドル160円をトライするのは時間の問題と思う。
主な経済ニュース
6/13
・昨日のFOMC及びCPIに続き、本日21:30(日本時間)はPPI。
6/12
・G7が開催される。急遽サウジアラビアは参加見送りしたが、拡大BRICSも開催。GDP比較ではすでに拡大BRICSがG7を超えたとか。これが世界の分断化が深刻化する始まりでなければいいが。
6/10
・国内の経常収支が黒字に。そのうち貿易収支はマイナス。プラス貢献は金融収支。
・EU議会選挙は予想通り親EU派勝利。しかし極右政党が議席を大きく確保。ただそれがフランス大統領には脅威となり、下院の解散・選挙につながった。欧州の極右政党が力を得ている。移民問題は大きい。EUの不安定化は世界経済にも不安材料。
6/9
・米不動産業界の業績不振が金融業界の重荷になってきているよう。うがった見方をすれば、”金利引き下げのキャンペーン”ともとらえられる。しかし深刻化は事実。不気味。
※CLO(Collateralized Loan Obligation)マシンとは、CLOを生成する仕組みを指す。
CLOとは企業向けローンを担保とした証券のこと。複数の企業向けローンを束ねて証券化することで、投資家により多くの資金を調達することが可能。
CLOマシンは、CLOの生成プロセスの自動化・効率化を実現するシステムで、具体的に以下の機能がある:
- ローンデータの収集・分析: 企業向けローンに関するデータを収集し、分析。
- 信用リスク評価: 各ローンの信用リスクを評価。
- ポートフォリオ構築: 複数のローンを組み合わせて、最適なポートフォリオを構築。
- 証券化のスキーム設計: CLOの証券化スキームを設計。
- 投資家への販売: 投資家に対してCLOを販売。 with Gemini
主な経済イベント
6/10-6/12
6/13-6/14
別表1. 国内データ
6/10
6/12
6/13-6/14
別表2. 米国データ
6/10-6/12
6/13-6/14
米週単位データ
別表3. 英国データ
経済イベントとドル円相場
今週の高値158.258、安値155.722。
B、C:位置(時刻)を指す. B*、C*:変動幅を示す.
米側では、FOMC(B)と議長会見(C)で、また日本側では、日銀・金融政策要旨(F)と総裁会見(G)で相場が振れたものの通過してみれば、ほぼ元のレベルに落ち着いた。158円を超えたのは大きな意味があるかもしれないが、やはり当局が管理する相場は「波の形成」としてはいびつ。美しくない。
日本株への海外投資家動向
下落傾向、3週連続売られている。やはり中国経済が大きく関わっていたとみるべきか。日本の株式が成長するには、金利レベルの正常化とともに、一層企業独自の魅力を増す以外にない。
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ご健康に、ご安全に! 投資は自己責任・自己判断で!!
※生成AIを利用する企業が増えてきたと聞く。筆者もChatGPT、Claude、Geminiと使用しているが、無料版も少しづつ進化していて、今の時点でどれが優れているとは言い難い。しかしGeminiを利用することが多くなってきたように思う。それは例示するURLが比較的的確だから。あと英文をまとめることも得意にしているようだ。まだまだ進化してもらわないと。
※Apple社がようやく生成AIに本腰を入れてきたとか。進化したSiriにも期待したいが、新型iPhone、iPad、MacBook待ちか。CPU、GPUの高度化に従い、コンピュータはますます高価格化。
※Tesla社の株は下落継続。少し持ってたけど、CEOがあんまりやる気だしてないので、なかなか上がらないと判断。売りました。ほぼ利益なし。
※本日の参照サイト
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