サマリー(W50: 12/11 - 12/15)

改訂a: ドル円チャート挿入(忘れてましたね)、表中へのドル円変動箇所

  

この週を振り返って

この週の米国株は、ダウ工業株、NASDAQ,S&P500ともに7週連続陽線で終えました。10/23の週以降の米国10年債の金利低下に伴う現象だと思われます。

 

一方で日経平均株価は10/30の週以降33,808円と30,538円の間でレンジを形成しています。この違いは、すぐに思い描くは”政治の混乱”でしょう。こんなこと基本的なことで停滞しているのは情けないですね。

 

日銀短観の結果から、中小企業から大企業まで業況はかなり改善している様子がうかがえ、これはコロナ禍の経済からようやく抜け出したことを示していると考えます。懸命に頑張っている日本社会に対してあろうことか政治が足を引っ張っている状況かな。悪しき慣習から脱却しなきゃ。

 

主な経済指標

 

12/12,22:30 :米国・雇用統計

米国 12月の消費者物価指数は前年同月比で3.1%でした。また食品・エネルギーを除いたコアCPIは前月と変わらず4.0%。前月が3.2%なのでマイナス0.1%でしたが、なかなか思ったようには減少しないようです。

 

米国の原油在庫量、クッシングでは増加してますが全体的には2週連続減少。SPR(戦略石油備蓄)もわずかながら減少してます。なんらかの動きがあります。

 

12/13,08:50:日銀・短観

業況判断では、大企業企業、中堅企業、中小企業とも前回集計結果に対してプラス。

 

 

12/14,04:30: FOMC 声明及びパウエル議長定例記者会見

政策金利据え置き3回目、来年3回利下げを予想。

 

12/15,17:15 - 23:45:PMI

 

欧州が苦しんでいる様子が総合PMIのマイナス値にうかがえます。イギリスは総合ではプラスだったけど、製造業界ではマイナス。まだまだ低迷しています。

 

 

 

 

日本時間では木曜日の未明、FOMCによる金利据え置き公表とパウエル議長の記者会見で大きく下げたのち、142.484から140.948までのレンジで方向感ない動きになっています。Eで示したニューヨーク連銀の景況感指数は”悪いデータ”なので、上げ(金利引き下げ方向を示唆)。Fの鉱工業生産指数は”良いデータ”なのでドル円は下げ(金利引き締め方向を示唆)というロジックはまだ生きていることを示しているでしょうか。

 

ドル円のレンジは、上は146.592(12/12)、下は140.954(12/14)でした。

 

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ご健康に、ご安全に! 投資は自己判断・自己責任で!!

 

※本日の参照サイト

 

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https://www.boj.or.jp/statistics/tk/gaiyo/2021/tka2312.pdf

 

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