サマリー(W24: 6/12 - 6/16)

 

この週を振り返って

 

この火曜日、日経平均株価が33,000円を超えました。これは過去チャートをみると1990年3月21日のレベルです。

 

この時期のチャートをみるとこのレベルは1989年7月21日から1990年3月21日までの”山”を形成しています。そのころは1986年11月から1991年5月までの55か月間続いた”バブル期”の絶頂期にも相当します。ピークは1989年12月29日につけた終値:38,916円、高値:38,957円(手持ちのチャートによる)。

 

日足のローソク足ではほぼ十字に見え、テクニカル分析としても上昇から下降への転換点を示しているようです。実際に以降は下落しました。また1ドルは157円後半でした。

 

米国FOMCは年内あと2回程度の利上げを見込みながらも今回の政策金利は据え置き。予見できない出来事を除くと、7月以降の状況、つまり引き続きデータをみつつ判断するものと思われます。

 

現在のデータはドル円相場で端的に反映されているようにインフレ対策に対して”良いデータ、悪いデータ”が入り乱れた状況。これはつまり現在はまだインフレ脱却からの過渡期であるようです。

 

引き続き、詳細データに着目する必要があります。

 

主な経済イベントとその結果

 

 

この週のドル円相場は、先週より2円ほど高値をつけました。米国の政策金利が据え置かれたこと、日銀の政策は継続することからこの円安傾向は継続しそうです。当面、昨年11月の142円30銭を上抜けるかどうか、抜ければ次は145円あたりにある抵抗帯までは円安が進むと思われます。

 

あとはその上昇率、傾きが急であるかゆっくりであるか、これも大きな意味を持ちます。

 

実はユーロも強くてこちらは2008年以来の円安になってます。世界でゼロ金利は日本だけなので円安になるはずです。

 

円安は短期的には多くの海外相手の企業にとっては、企業業績の上方修正につながり株価にはいい影響を与えると思います。そのことによって、企業体質が変化し”ゼロ金利政策”から抜け出すことにつながるといいのですが。

 

 

 

※最近は国内の地震だけでなく、環太平洋火山帯全体が活発化してますね。大きなニュースになって

   ないところが怖いです。

 

 火山活動はニュースのたびに下記のどこかを気にするようにしてます。日本は火山帯の一部ですね、こうしてみると。

 

 

 

ご健康に、ご安全に! なお投資はすべて自己責任で!!

 

 

※本日の参照サイト

1.

https://www.investing.com/

 

2.

https://www.dol.gov/ui/data.pdf

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