メガネがずれるなら、早く原因を突き止めて解消する必要があります。
メガネがずれることで起こる不具合
黒目がレンズの中央に収まらないので相手を上目遣いで見たり見下ろしたりすることになるでしょう。
視線が上から、あるいは下からになるため印象が悪いです。
黒目の位置にレンズの中心を固定できないため、レンズの端で見ることになるので、測定した通りの矯正視力が出ません。
さらに、レンズと顔やまつげなどの距離が適正に保てず、顔やまつげが当たりやすいため、レンズが汚れやすくなります。
メガネがずれる原因は何?
この段落では、メガネがずれる原因について解説します。
1.メガネのサイズが合っていない
レンズ幅の2倍とブリッジ幅を合わせたものがフレーム全体の幅です。
フレーム幅と顔の幅がほぼ同じようになるように選ぶことが大事です。
また、テンプルの長さが短すぎると、耳にしっかり掛かりません。
テンプルは長すぎても、耳の上に乗っているだけになって、メガネの重量をうまく支えられないため注意が必要です。
2.鼻パッドの摩擦が低下している
メガネは鼻と両耳で支えて正しい位置に固定しましょう。
鼻パッドの樹脂やゴムが劣化して摩擦が減るとメガネの重量を支えられなくなります。
鼻パッドは常に顔に接していて、皮脂や汗、化粧品などの影響を受けやすいです。
鼻パッドはレンズやフレームなどのように拭いたり洗ったりする機会が少ないため劣化しやすいです。
プラスチックフレームには樹脂やゴムの鼻パッドが付いていないものもあります。
直接肌に触れているので、プラスチックが劣化するとずれやすくなるでしょう。
3.メガネが変形した
日頃の使い方のくせなどでメガネが変形してしまうことがあります。
例えば、片手で掛け外しをする、メガネを掛けたまま寝るなどです。
メガネは片手で外すことで、テンプルの片側だけ余分に力がかかります。
開きの角度が片側だけ大きくなり、鼻や耳に掛かる力のバランスが崩れるでしょう。
サウナや風呂にメガネを掛けたまま入ると、熱や石けんなどの成分でネジや本体が変形してしまいます。
本体が変形した場合だけでなく、ネジが錆びた場合もしっかり固定できなくなるため、ずれやすくなるでしょう。
また、メガネを掛けたままうつ伏せに寝ると、鼻パッドの付いている金具の角度が変わります。
鼻で支える位置が変わると、両方のテンプルにかかる重量のバランスが崩れて、正しい位置に固定できなくなります。
4.フィッティングがしっかりできていない
メガネは、鼻と両耳の正しい位置でメガネを支えられるようにするため、購入時に顔の形に合うようにフィッティングをします。
購入時にしっかりとフィッティングできていない可能性があると、購入後すぐにメガネがずれるようになります。
購入時はしっかり固定できていたが、時間の経過とともにずれるようになった場合、使用時のくせなどによって、微調整が必要な状態になっている可能性があるでしょう。
メガネがずれるときの対処方法は?
メガネがずれる原因を知ることが大事です。
メガネがずれる原因は1つとは限りません。
複数の原因が合わさっている場合があります。
自力でフィッティングし直すと、原因に合った調整ができない可能性がある場合、部品を交換したり、本体を曲げたりする必要もあるため、プロの技術が必要です。
原因の特定も含め、メガネ店に任せた方が無難です。
フィッティングやねじなどの部品交換は無料もしくは部品代だけでやってもらえることが多いでしょう。
メガネがずれる状態を放置しないことが大事
メガネがずれる場合は、何らかの問題が起こっている可能性が高いです。
そのままの状況を放置せず、修理をしてストレスなくメガネを使いましょう。