内容紹介婚約者のディコンが海の向こうにつれ去られて10年…帰りを待ちつづける貴族の令嬢キャスリンのもとに報せが届いた。ヴェネチアで救出された奴隷にディコンらしき人物がいるという。彼の父とおばとともにキャスリンは急ぎヴェネチアに向かうが、ディコンを救出したという大商人ロレンツォ・サントリー二に出会った瞬間、体が動かなくなった。初めて会ったはずなのに…この不思議な感覚は何…?ざわめく胸を抑えつけキャスリンはディコンと思われる青年と面会するが…。 ロマンスライブラリより
画像もお借りしました

さちみりほ先生『忘れえぬ初恋』
圧巻のヒストリカル・ロマンス

カプレーゼは
増刊ハーレクイン 冬号(2018年12月15日発売)
にて読みました
コミック誌の良いところは
1番早く読めることはもちろん
大好きな先生が表紙画を担当されている場合
表紙のイラストも堪能できる点にありますね
コミック誌の表紙のイラストは
コミック誌限定ですので
ファンとしては
手に入れておきたいものなのです![]()
そういうわけで
さちみりほ先生大好きカプレーゼ
雑誌購入です
美しいですよねぇ![]()
はっ
今更に気づきましたが
ヒロインのお帽子に
船が乗ってますね
こういう遊び心が
さちみ先生ならではで
カプレーゼが
さちみ先生を大好きな
大きな大きなポイントの1つでもあります![]()
さて
お話の舞台は中世ヨーロッパ
さちみ先生の作品の中では時代明記はないので
小説版の方で試し読み部分を確認したところ
「オスマン朝トルコ帝国のセリム二世」
というキーワードを発見

なので16世紀中頃のお話のようです
物語はヒーロー誘拐シーンから

何やらヤバイ現場を目撃してしまったらしい
幼きヒーロー&ヒロイン
ヒロインをかばい
ヒロインを逃がすために
追っ手の中に飛び込むヒーロー
「行け‼︎」
「行けぇ‼︎」
幼ながらに
ヒーローとしての気概を感じる叫び
不安いっぱいの幕開けです

ページをめくると…
素敵ーー
ヒロインの縦ロール

真珠の髪飾り

ネックレス

薔薇

衣装

お目目のビシバシ感

あ〜
かわいい
もう満足

これ見たくて購入したと言っても
過言じゃないってくらいです〜

さちみ先生
トキメかせてくれます

さすがですね

背景のヴェネチアの街並み
ゴンドラに立っているヒーロー
タイトルの飾り文字も
とってもロマンチック

素敵です



そして
物語は誘拐事件から13年後
ヒロインがヒーローの花嫁になる約束の年齢
19歳をまもなく迎えようという頃

美しく成長したヒロイン

物憂げな表情
ヒーローがさらわれた崖下の海を見つめ
心の中でヒーローに語りかけます
変わらぬ気持ち
変わらぬ愛

握りしめていた花束をそっと海へ落とす
ヒーローへのプレゼントでしょうか
絶望感が漂って
なんだか苦しい

でもヒロインはかわいいんです
宝石を散りばめたヘアバンド

ヒロインによく似合ってかわいい

花束にしたお花も
いろんな種類をたくさん揃えて
ピュアな想いが伝わってきます

ヒロイン
いい子なんですよね
そこへ
物凄い岩場から
ヒーロー父チャールズおじ様が登場
ヒーローの消息に繋がるかもしれない情報を持って
定かとは知れない
ニセ情報ばかりのこれまで
時も経ち過ぎて
我が子であっても分かるかどうか…
胸に去来するのは希望より不安

けれどチャールズおじ様は
自ら確認に行く決意をヒロインに伝え
ヒロインも共に旅立ちます
それはチャールズおじ様にとって最後の
“あきらめの旅”
そして
“帰らぬ息子を待つ人生より
新しい出逢いのある旅になってくれれば”
というヒロインへの思いを込めた旅でした
お〜じ〜様〜
おじ様なんてこと
ヒーロー父はやっぱりヒーローなんですね

おじ様の胸の内
ここまで至る過程
想像を超える苦しみと悲しみ
ハーレクインなので
ハッピーエンドは分かっているしお約束だし
だからこそ安心して手に取って
読んでいるんです
なのに
これだけ心を揺さぶってくる
ここまででもう傑作だって分かってしまう
圧倒感
本当にすごい
さちみ先生って本当にすごいです
はい
そして舞台はヴェネチアへ

カプレーゼ
ヴェネチアへ2年ほど前に行ってきました

そうそう
このカプレーゼという名前は
その時イタリアのカプリ島で食べた
カプレーゼサラダにどハマりし
しょっちゅう自宅で
カプレーゼを作って食べていたんです
その頃に
ロマンスコミックにはまり
ツイッターを始め
ツイッター上の名前を
本当に適当に
後で変えようとか思いながら
カプレーゼってしたんです
なので
まさかブログまでカプレーゼで始めてるなんて
今もって不思議なのです

すごい余談

すみません🙇🏻♀️🙇🏻♀️
ヴェネチアへ行ったこともあり
作品中で随所に見られる
ヴェネチアの街並みや風景を
リアリティーを持って眺めることができました
それだけさちみ先生のイラストは
リアリティーがあるということなんですよね
臨場感
さちみ先生の作品の語る上で
この言葉も絶対に外せないと思います

数多のガレー船や帆船
ド迫力の海賊との戦い
エレガントでミステリアスなマスカレード
ヒロインを狙う曲者の手
どれもこれもすごいライブ感

ただ
カプレーゼは素人
しかもただの素人じゃないというか
ものっすごく絵が下手なんです
なので
そういう観点ということを
どうか心に留めておいてください
豪華絢爛

豊かな街の最も豊かな人間の住む
美しい館

ヒーローとヒロイン再会です

もちろん直ぐには分からなくて
何故ならヒーローが記憶喪失だから
けれどお互いに持つ不思議な感覚
後からチャールズおじ様もそうだったと判明

あーーーー

すごい
本当にすごい

ヒロインと一緒に
心臓が不整脈を打ちました

カプレーゼも読者の皆さまも
もう分かってます
彼がヒーローだって

見開きにも登場しているし
イラストの気合も違うし
絶対間違えなく彼がヒーロー

でもでも
ヒロインは確信が持てないんですよね

ああまどろっこしい〜

ヒーローは
アレからかなり辛い人生だったし

実家で育ったのとは違う
大人になってるんですよね

要するに
ちょっとツンとしてるんです

ヒロインは元々の性格か
ヒーローに対するどことない親近感か
わりと ズイズイ
迷惑かけちゃうし

「…バカか君は!」って言いながらも
命がけで助けにきてくれちゃうし

でもヒーローも
負けないくらいヒロインに心配をかけて

あくまでカプレーゼ個人の感想ですが
この作品のエンドは
ただのハッピーエンドじゃないんです
じわーっと何かが込み上げてくる
体の中で何かがジンジンする
感激とか感動とか
言葉で表そうとしても
適当な言葉が見つからないのですが
強いて言葉を当てはめるとするのなら
素晴らしい舞台を観終わったあとの感じに似てる
かな
ブラボー
こちらの作品は141ページ
ボリューミーですが
そういうんじゃなくて
長い時を旅してきたような
そんな読後感があり
不思議な気持ちです
オープニングからエンディングまで
20年くらい経ってますかね

その時の流れを体感させてくれる作品
なのかもしれません
エンディングの
ヒーローの言葉

ヒロインの心の声

目を見開いてしまいました

こうくるかーーって

愛の大切さ素晴らしさ
ロマコミを読んでいても
忘れがちなんですよね
原点に立ち戻る思いです

今後ロマンスコミックスを読むたびに
ハッピーエンドに立ち会うたびに
愛の意味を思い出して
泣いてしまうんじゃないかって思います


そんな
素晴らしい
感動巨編
『忘れえぬ初恋』
なのですが
さちみ先生の作品なので
コミカル要素もちゃんと
カプレーゼのつぼは
謝肉祭でのおじ様とおば様の扮装ですね

特におじ様
妖精ですかね〜
かわいいし
面白くて
誰だこんなの用意したの〜って
思いながら読んでいました
また長いばかりの文章に…
読んで下さった皆さま
本当にありがとうございます
さちみりほ先生の作品は面白くて
どれもこれもおすすめですが
『忘れえぬ初恋』も
本当におすすめの作品です
カプレーゼがロマコミにはまったキッカケも
さちみりほ先生の作品でした

是非読んでみてくださいね



