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ロンドンからの最高裁宛て請願書

はるか昔に経験した悲しみから癒やされない、このような不運はだれにも起こりうるもの

平成二四年(あ)第193号 殺人、殺人未遂、殺人予備、銃砲刀剣類等所持取締法違反被告事件

被告人 小泉毅


            最高裁判所第二小法廷御中


                マリア・マルガリーダ・オールドランド

                Maria Margarida Oldland

  United Kingdom

               

                寛恕の請願




 私、マリア・マルガリーダ・オールドランドは、被告人小泉毅に課された死刑判決の公正かつ徹底的な再審理を行い、彼をしてこのような残酷な犯行に至らせた軽減事由を考慮するように、最高裁判所に敬意をこめてお願いします。



 まず第一に、その精神状態により現在は失格者となっている小泉毅に代わって、私は法廷と犠牲者のご家族に向かってお詫びをしたいと存じます。犠牲者のご家族に対して、最愛の人たちの悲劇的な喪失と負傷のために、真剣な、心からなるお悔やみを申し上げます。そうして私は、その方々が被告人を許す力を見出されますよう、そうして 彼の犯罪を発生させた状況を認める力を見出されますように希望します。許しは、最近の南アフリカでのオスカー・ピストリウス事件の被害者リーヴァ・スティンカンプの母親が娘の殺害者を進んで許すことで証明されているように、人間の最も偉大な美徳の一つです。こうして私は、ご遺族の方々が、悲しみのうちに、最も過酷な形の報復願望に支配されないようにお祈りいたします。そうした願望に支配されることはご遺族の心に慰めをもたらさないでしょう。



 私は小泉毅の伝記を編集している間に彼の悲しい身の上を知悉するようになりました。彼が少年としてこうむったと叙述している精神的外傷は、愛していた家庭犬を失った私自身の幼年時代を思い出させました。それは自然な死で、当時私はわずか9歳でしたけれども、この喪失のために私が耐えなくてはならなかった悲しみは想像もできないようなものでした。それから数年の間私は引きこもりがちになり、そのために私の家族は新しいペットを飼わないことにし、同伴動物への私の大きな愛情にもかかわらず、それ以来私は同伴動物を持てませんでした。幸せなことに私は責任ある遵法市民に育ちましたが、しかしはるか昔に経験した悲しみから、決して本当には回復できませんでした。小泉の物語から、私は、もし私の犬が彼のチロのようにもぎ取られて残酷に殺されたのだったら、私の人生が別のコースを辿っていたかも知れないと疑うようになりました。果たして私の今日ある通りの "分別ある"人間になっていたか、それとも私の苦痛は、犯罪を犯させ得るほどに激しく判断力を傷めつけはしなかっただろうか? 全くのところ、このような不運がだれにも起こる可能性があることを、われわれは本当に否定できましょうか? 私は法廷が小泉毅を、私自身共感の持ちようがないような、単なる常習的な冷血な殺人者と見なすのではなく、そうではなくて彼の行動に影響を及ぼした知的能力を全面的に再検討することを切に求めるものです。



 小泉氏は疑いなく彼の犬の殺処分によってもたらされた厳しい形の精神的障害を患っていました。一つの正常な、心配事のない子供時代がこの悲劇的な出来事のあと突然終止符を打たれ、そうしてそれが若い少年の上にもたらした回復不能の損傷は、今日まで尾を引いています。彼の報復欲望は、近年、残酷で非人間的であると彼が理解する日本の迷い犬・不要犬の処分を決める法令によって増幅されました。これらの法令が破棄されていたなら、小泉氏は必ずや計画を放棄していたでしょう。彼の精神的不安定が、気づかれず治療されぬまま、彼を運命的に破滅の道へ導きました。この道筋で、彼は正常な幸福な人生を自分で自分から奪ったのです。彼はその絶望の中で彼を支え導くべき友人あるいは家族のない哀れな人間となりました。



 私は心的外傷後ストレス障害に苦しむ個人のいくつかのケースに出合い、その障害が彼らの人生に与えた破壊的、永続的な効果を認識しました。小泉氏がこの範疇に当たることはあまりにも明かであると私には見えるのに、しかし彼は適切な精神医学的評価を受けなかったと深く心配しています。高等裁判所の判定は、もっぱらこの犯行の計画と実行における彼の精神の予謀と論理に基づいています。深刻な精神的障害の患者は、高度に構築された論理的精神をもっていながら、しかもなお深淵におちやすい傾向があるということを考慮していません。



 ゆえに私は法廷が小泉氏の犯罪の軽減要因を入念に考慮するよう、そうして死刑判決を破棄して終身刑とするようお願いします。これはいささかも彼の犯行の酷薄さから目を逸らすものではありません、そうではなく、私は精神的無資格者の処刑は正義の曲解であると感じるのです。日本は灰燼の中から驚異の快復力で立ち上がり世界の技術的かつ経済的羨望となった国です。その刑事裁判機構も、節度と思いやりによって、また暴力犯罪の抑制になるとは証明されていない死刑の適用を控えることによって、同じように賞賛の対象となり得ます。悲しいことに、人類社会は小泉毅が犯したようなタイプの攻撃に盤石となることは決してないでしょう。たとえそうでも、われわれの法律は昔の「ワイルドな西部」の悪しき日々にわれわれを連れ戻すべきでしょうか? 悪が悪と戦わされるべきでしょうか、それともわれわれは正義回復のより人間味のある形を思い描くべきでしょうか? 私は、時間経過と治療によって小泉氏は悔恨を示して罪を償うことができるであろうと確信します。人間的変容はどんなに敵意に満ちたかたくなな人にもあり得ますが、変化を実現するためには、われわれのヒューマニティの感覚を彼らに及ぼすことが、しばしば必要になります。



 私は刑法を学んだので、結論に至るためにあなた方の前に延びる道程の険しさを十分すぎるほど承知しています。その道筋に沿って、私が法廷に伏してお願いしますのは、偉大なアメリカ詩人ロバート・フロストの詩篇「行かなかった道』の中の次の言葉を熟考されますことを。




「森の中で道が二つに分かれていた、そして私は、


 私は人があまり通っていない道を選んだ


 それがすべてを大きく変えた。」





 私の要請に注意深いご考慮を頂きましてありがとうございます。


                             敬具



2014年5月3日


               マリア・マルガリーダ・オールドランド

                  Maria Margarida Oldland



 

******************** 翻訳:住谷春也氏 *******






5月3日、署名第一弾として最高裁第二小法廷に200筆を送付しました。
5月3日、署名第一弾として最高裁第二小法廷に200筆を送付しました。

犬猫殺処分により心に傷を負った人は小泉氏だけではありません。
犬猫殺処分により心に傷を負った人は小泉氏だけではありません。


チロちゃん




明日に処分される全国500匹のチロたちを想う。助けても助けても溢れるようにまた収容され、処分機に入っていくチロたち。愛護団体や個人ボラがどんなに努力しても限界です!


http://chn.ge/1k4Awtp


最高裁に確認しましたら、5月2日の現時点で、判決の日は未定となっております。

判決日が公表されてから1ヶ月ほどで判決となります。

今ならまだ、裁判所の判事に私たちの声を届けられます。

署名は200筆ごとに最高裁第二小法廷宛てに郵送させて頂きます。

(メールでの受付はありません。郵送または窓口での受け取りのみです。)

本日、第一便を発送しました。




東京拘置所



小菅にある東京拘置所。ここで死刑も行われています。




by おかめ



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