インフォームド・コンセントを改めて考える⑬ | がんの保障のスペシャリストが伝える!信頼できる情報のつかみ方!

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□インフォームド・コンセントを改めて考える⑬


特殊な状況[2]

患者本人が自分自身の方針決定に参加できない状況でのインフォームド・コンセント





さて、インフォームドコンセントの手引きという小冊子を読んだら、とてもわかりやすく何回かに分けて紹介しようと思います。(全14回)

来週でラストですね。








【患者】
患者本人の代理人として相談と合意形成を行う必要のある状況での手引き

●あなたのご家族などが急に危篤状態に陥ってしまったときなど患者本人が治療方針について決めることができない状況になった時、患者自身に代わってご家族の方が本人の代わりに決めなければならないことがあります。そのような状況においては、以下のことがらについて考慮しながら相談を進めましょう。

・家族であるあなたがどうしたいかではなく、本人がどうしたいかを、家族であるあなたが本人の代わりに伝えることが大切です。そのためにも、普段から人生や病気についてなど家族の間で話し合っておくと良いかもしれません。


・重要なことに関しては、あらかじめ患者自身の代理として医療者との相談を進めるキーパーソンを決めたうえで、家族を含めた関係者と相談を行い、意見を取りまとめた後に医療者と相談すると良いでしょう。


・もしあなたの家族である患者の容体が重篤な状況にあるとき、医療者はあなた方に「人工呼吸器をつけるべきかどうか」「心臓が止まった時に電気ショックをするべきか」など、かなり専門的な内容について本人の代わりに決めてもらうようお願いすることがあります。ほとんどの場合、普通の人にはそのようなことを具体的に想像することが困難でしょう。そのような際には、そもそも何のためにいま医療が行われているのかを改めて確認した上で、相談を進めてみてはどうでしょう。すなわち、患者がどうなることが、患者本人にとって一番良いことだと言えるのか、ということを家族として伝えるようにしましょう。


・自分で決める能力があるにもかかわらず、患者本人が自分で決めたくないと考えている場合でも、本人を差し置いて何の話を進めてしまうのではなく、その都度患者本人がどうして決めたくないと思っているのか理解することに努めましょう。



【医療者】

患者本人が自律的意思決定を拒否している、患者本人とのコミニケーションが困難、もしくは十分な意思決定能力を有してない場合におけるインフォームド・コンセントの手引き


・緊急事態を除いて、医療者が代理人を差し置いて意思決定を下す事はありません。


・日本には医療における代理人に関する明文法はありませんが、裁判官に判断を委ねる特殊な例を除いて、代理人による意思決定を否とする理論や根拠は存在しません。


・代理人としての適切性は、その人がどれだけ患者本人の立場や意思を反映できるか、という点が重要になります。


・患者の同意判断能力の査定と、代行判断者の選択については、その妥当性について十分な配慮を行いましょう。


・代理人本人の意向ではなく、「患者さん自身はどうしたいか?」を代理人に考えていただくよう促しましょう。


・代理人は、患者にとって重要な意思決定を行う上で重要な根拠となる情報を持っていることを伝えましょう。


・意思決定能力があるにもかかわらず、患者本人が意思決定に関与することを拒否している場合は、短絡的に代理人と相談を始めるのではなく、患者自身が拒否している理由や背景を理解することに努めましょう。





私も現在、患者家族として、本人の意思を尊重することを意識しています。

今回のテーマを見て、昔、父が亡くなった時を思い出しました。


私が浦安でセミナーをしている時に、父は危篤になりました。その際に、まさしく、電気ショックや開胸での心臓マッサージなどの判断を促されましたが、側にずっといた、母が父の意思を汲み取り判断をしました。父も母に判断をしてもらい幸せだったと思います。



難しい問題ですが、大切なのは本人の意思、価値観、生き方なんですよね。