日頃、がん相談を受けて、本来の意味が機能していない言葉に
”インフォームドコンセント”と”セカンドオピニオン”
があります。
セカンドオピニオンは以前のブログで短く書いてあるのでみて頂ければと思います。
主治医はインフォームドコンセントを患者さんはセカンドオピニオンの意味を理解せず、話をしているケースが多々あります。
この2つを機能させるにはコミュニケーションが必須になります。
インフォームドコンセントは
本来
医師から、治療の目的や方法やその効果や副作用などを説明されます。
患者さんは、不明な点を納得するまでどんなことでも質問することができます。
そして、家族と相談をしたり、自分の意思で拒否や同意をする、患者さんが主役の行為です。
最近、
医師が説明をして形だけで本当の同意のないまま進んでいるケースを見ます。
話を聴くと、
”これしか方法がないから”
”他は意味がないですよ!”
”なんか不満があるなら他の病院で聴いてくればいいじゃないですか、紹介状は書きますから!”
など医師から言われて困っている患者さんもいます。
この状態で、本当に信頼関係が結べるんでしょうか?
現在、情報が氾濫している中、デタラメな医療行為や科学的根拠が乏しい医療行為が目に入ってきます。
特に、デタラメな医療行為のキャッチコピーは、
”必ず”
”あきらめない”
”奇跡の”
”苦しまない”
”副作用がない”
などがあります。
患者さんや家族は辛い精神状態の中、飛び込んでくる情報からこのような言葉と向きあっています。
もし、A病院の医師から説明を受け理解できない、納得できない、質問もしづらい状態で、怪しい(怪しいとは分からないかもしれませんが)B病院の医師のところで優しい言葉をかけてくれて、話を良く聴いてくれる医師がいたら、どちらに信頼関係が生まれるでしょうか?
どちらの医療を選ぶにしても、
私は患者さんが最終的に選ぶ医療は患者さんが求めることであるべきであると思っています。
求めるものを得る時に、コミュニケーションが問題でデメリットだけに目がいき、メリットを確認できず、質問する機会を失う場合があります。
私は以前、看護師の友人に病院は病気に関わる困りごとの全てを解決や支援をしてくれると思っている患者さんが多いと。
アメリカナンバー1のがんセンターのMDアンダーソンの上野先生も最適な医療を手に入れるためには、患者さん自身が患者力をつけ、医師などの医療従事者と話し合う必要があると学ばさせて頂きました。
私は患者さんやご家族に伝えています。
もし、質問しにくい、話しにくい医師であれば、その質問しにくい話しにくいことが原因で理解ができず不安であることを伝えてくださいと。
もし、伝えるのがこわい、うまく話せない場合はメモや手紙にして医師に渡してくださいと。
質問状も一緒に考えて作成しています。
コミュニケーションが問題で、最適な医療を受けていない患者さんがいます。
医師には、もちろん、真のインフォームド・コンセントを今後目指して欲しいですが、全ての医師ができるとは思いません。だからこそ、患者さん自身も理解、納得するために行動することが必要です。
セカンドオピニオンも主治医との話を理解した上で第二の医師の意見を聴く必要があります。
コミュニケーションを豊かにすることで、不安の中、信頼が生まれて、医師と患者さんがパートナーになり、治療に向きあうことができます。
これからも医師と患者さんのコミュニケーションを豊かにする活動をしていきます。
