こんにちは。 Caphotel KYOTOの女将Tomokoです。
シツコく続けている(笑)嵐山シリーズにお付き合い下さいまして、本当に有難うございます。(*^^*)
渡月橋、天龍寺、竹林の小径、落柿舎とご紹介してまいりましたが、
嵐山・嵯峨野のおススメ寺院は、まだまだあるんです。
流石、京都を代表する観光地の一つですね。
今日は、それらの中で幾つかをまとめて駆け足で紹介させてくださいね。(*^▽^*)
~二尊院~
二尊院は、正しくは二尊教院華台寺といい、天台宗の寺院です。
834年(平安時代)、慈覚大師円仁が開祖。
応仁・文明の乱後荒廃していたのを、法然上人の弟子・湛空が再興しました。
ご本尊は釈迦・阿弥陀の二如来(重要文化財)。
二尊院を訪れた際一番最初にくぐる総門は、
伏見城の薬医門を角倉了以によって移築・寄進されたものです。
室町時代の貴重な建築物なので、京都市指定文化財となっています。
天皇の使者だけが通ることを許された勅使門、
350年ぶりの平成の大改修を終えて美しく生まれ変わった御本堂、
八社を祀る八社宮など、見どころが満載ですよ。
~常寂光寺~
古来から、紅葉の名所として名高い常寂光寺は、小倉山の中腹にあります。
1596年、大本山山本圀寺十六世の上人がこの地に隠棲して開創したお寺です。
幽玄閑寂の地に開かれ、常寂光の観念からこの名が付きました。
高さ12m余りの多宝塔(重要文化財)近辺の紅葉は、目を見張る美しさで有名です。
数ある京都の寺院の中でも絵になる紅葉スポットとして必見です。
~祇王寺~
祇王寺は、竹林と楓に囲まれたひっそりと佇む草庵で、
平家物語にも出てくる趣のあるお寺です。
平清盛の寵愛を受けた白拍子の祇王が、
平清盛の心変わりにより 都を追わるようにこの地に移り住み、母・妹とともに出家しました。
祇王の後に清盛の寵愛を受けていた仏御前も、
祇王が無残に捨てられた話を聞き
世の無常を感じたため 祇王の後を追って出家しました。
そのため、悲恋の尼寺とされています。
仏御前は、その後清盛の子を身籠っていることに気づ帰郷。
吉野谷村で清盛の子を産みましたが死産となり、故郷原町で21歳で亡くなったそうです。
身分低い女の人は、悲しい運命に泣くことも多かったのでしょうか。。。
祇王寺は、元は法然上人によって創建された往生院の一角にありました。
往生院は荒廃してしまい、今は祇王寺がささやかな尼寺として残っています。
草庵には、祇王と妹・祇女、母の刀自、そして仏御前の木像が伝わっています。
祇王、祇女の像は、鎌倉末期の作。作者不詳。
草庵の吉野窓は、季節ごとの美しさを写し取る窓として有名です。
影が虹色に見えることから、「虹の窓」とも呼ばれています。
祇王寺墓地には、祇王・祇女・刀自のお墓が残されています。
(仏御前は故郷で亡くなったので、ここにはお墓は無いのですね)
↓祇王寺入口に安置されている石のお地蔵さん。
~檀林寺~
嵯峨天皇の后・橘嘉智子(檀林皇后)によって、815年に建立されました。
12の塔頭・子院を持ち、平安初期の仏教文化の中心地でもありました。
途中廃絶されましたが、1964年に再興された寺院です。
本堂と霊宝堂に、皇后ゆかりの遺品や仏教美術品が展示されています。
真言宗。
それぞれとっても美しい寺院です。 是非ご覧になっていただきたいです。
次回は、嵐山散策の最終回です。
嵐山シリーズ、あと1回お付き合いくださいね。(#^^#)
京都の紅葉は、12月初旬まで美しいんですよ。
燃えるような京都にお越しになりませんか? (*^▽^*)
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