ノロウイルスによる食中毒を予防するため、4つの予防原則「持ち込まない、つけない、やっつける、ひろげない」のうち、ご家庭での予防法を紹介します。
〇ウイルスを「持ち込まない」
・日ごろから、ノロウイルスに感染しないように健康管理に気を配る。自分の体調の把握に努める。
・おう吐・下痢等の症状があるときは、台所に入らない。調理を控える。
〇ウイルスを「つけない」「ひろげない」
・清潔な手や調理器具で調理する。
・調理中は石けん等を用いてこまめに手を洗う。(※)
・まな板・包丁などの調理器具をよく洗い、定期的に熱湯・台所用殺菌剤などを用いて消毒する。
※石けん自体にウイルスを直接失活させる効果はないが、石けんを使用し手の脂肪を落とすことにより、ウイルスを手からはがれやすくする効果がある。
〇ウイルスを「やっつける」
・加熱が可能な食品は、中心温度85~90℃で90秒間以上、十分に加熱する。 
・調理器具の消毒は、成分が次亜塩素酸ナトリウムの塩素系の消毒剤や漂白剤等を、表示された説明どおりに希釈して使う。(一般的に、アルコールはノロウイルスに効果がない。)

 (参考)
・食品安全委員会 食品健康影響評価のためのリスクプロファイル ノロウイルス

http://www.fsc.go.jp/risk_profile/index.data/181120NorovirusRiskprofile.pdf
・食品安全委員会 ノロウイルスによる食中毒にご注意ください
http://www.fsc.go.jp/sonota/e1_norovirus.html
・政府広報(平成30年11月30日) 冬は特にご注意を!ノロウイルスによる食中毒
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201811/3.html
・厚生労働省 「ノロウイルスに関するQ&A」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html#02