自分の最期を知り、自ら名乗り出る…
この心情を想像するしかできないのだけど、
自己英雄視的なものを感じざるを得ない。
50年間の逃亡生活、
決して単独ではできない仕業だと思う。
当然組織が関与し、もっと言えば守っていたのだろう。
この人間を匿っていたものを
あぶり出さなければいけない。
この人間を本人の望むように、
死に際に名乗り出て、
罪を償うこともなく、
真実を語ることもなく、
この世を去らせてはいけない。
死に際の人間にいうことではないが、
余りにも卑怯にみえる。
自分の手で多くの命を奪っておきながら、
自分の命は自分として崇高な最期を遂げようというのか
あまりにも身勝手である。
京アニの問題で、生かすべき論が論議されているが、
それとはまた違う話。
桐島は生かさなければならない。
それは桐島のためではない。
亡くなった方々やその遺族のために、
真実を語らせ、罪を償わせなければならない。