こんにちは!音楽教室カンテウムです。
発声についての記事を久々に更新させていただきます。
今日のテーマは「高音の克服」
自分にとって課題となる曲=難しい高音がある曲という方も多いのではないでしょうか。やはり、極端に高い音や低い音をしっかりとコントロール内に収めておくことは相当の技術を必要としますが、ぜひ取り組んでご自身の歌の可能性を広げていただきたいと思います。
①息の支え
絶対の基本なのですが、この感覚を得ることが一番難しいように感じます。
ただ、この息の支えの重要性をわかっていただく方法はあります。
下の図のように、まっすぐに立ち、両手で胸の両側の、できるだけ脇下に近いところを抱え込みます。骨の動きを感じることが重要ですので、男性と女性では若干手の位置が異なります。
(L.コフラー著『呼吸の理論と実際』より)
このような姿勢をとったら、息を鼻から深く吸って何秒か止めます。ろっ骨が盛り上がって来るのを確認できれば成功です。ゆっくりと息を吐きます。膨らんだろっ骨がしぼまないようにできるとなお良いです。
以上の動きが1セット。3セット行うと効果が期待できます。1度目より2度目と、だんだんろっ骨が広がるようになったと感じられる方は大変上手にできています。
一つ注意していただきたいのは、「肩を上げない」こと。息の逃げ道ができてしまい、十分な効果が得られません。
このトレーニングをした後、ご自身が難しいと感じられている高音に挑戦してみてください。
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・・・・・いかがでしょうか?おそらく幾分歌いやすく感じられるのではないかと思います。胸郭(ろっ骨などの、胸をぐるりと取り巻いている骨)を開き、息の供給を整えることで高音での力みが取れ、自然に歌うことができることを感じていただければ大変嬉しいです。
以前の記事に書かせていただいた呼吸法や、曲の中の応用法がこの方法の土台ですので、より安定した効果を出したければ、そちらもおすすめです。
何か参考にしていただけることがあれば、幸いです。
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