呼吸に声を乗せること | 江古田・桜台の音楽教室! 歌いながら楽しくドレミをマスター♪声楽、ビジネス、普段の話し声にも。声に魅力をつけるボイスレッスン♪

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音楽教室カンテウムのブログです。 子ども向けソルフェージュのレッスンのほか、声楽発声のレッスン、舞台発声のレッスン、話し声のレッスンを行っています。体験も随時受け付けております。

こんにちは!音楽教室カンテウムの矢舗です。

 

今回は、声楽発声の重要なポイント、呼吸に歌声を乗せていく方法について書かせていただきます。

 

 

朗々とホールに響き渡る歌声や、深い説得力を持った話し声には、その声の元である「息」の安定した供給が絶対に必要なことは、どなたでも何となく理解できることと思います。

 

 

声楽発声において、この部分はもっとも重要で、奥が深い部分と言えるでしょう。

 

 

呼吸法の基本的な型(呼吸法について)がわかったところで徐々にイタリア古典歌曲やコンコーネなどのヴォカリーズ(母音で歌う練習曲)に呼吸法を応用していきます。

 

 

このステップは大きく2つの課題に分かれます。

 

 

①音節に空気を送る

②フレーズに空気を送る

 

 

①音節に空気を送る

音節とは、”母音を中心とした音のまとまり”のことで、例えば「さくら」という言葉は、「sa-ku-raと赤字になった母音の数が3つ、つまり3音節となります。

 

 

一つ目の段階では、このような音節一つひとつに対して、呼吸の筋肉を使いながら、全てに息を送り込んでいきます。課題となる曲の歌詞が「amarilli」であれば、「a-ma-ril-li」4つの音節全てに、意識的に、空気を送り込むということです。

 

 

これまで色々な方の歌声を聴かせてもらいましたが、この部分をおろそかにしている方が最も多いと感じます。

 

 

ごくシンプルに考えて、曲の必要に応じて必要な音に息を送ることができなければ、発声のテクニックとして成立していないということです。全ての音節に息を送り込むことができれば、どの音節を強調することも、抑えることも自由自在です。つまりこの部分こそが、発声におけるテクニックの根幹なのです。

 

 

②フレーズに空気を送る

ここに来てはじめて、多くの方がなさっている「お腹を意識しながら歌う」ということに近い課題となります。

 

 

ですが同じことを行うにしても、いきなりこの課題を行うのと、これまで書かせていただいた、前段階を踏まえて行うのでは全く異なった結果になることは、わかっていただけるのではないでしょうか。

 

 

事実、「何となく意識できる」といった感覚とは全く違ったフレーズの支え方ができるようになります。

 

 

以上が「呼吸に歌を乗せていく方法」でした。このような練習によって、声がそれまでとは全く違った質のものへと変わっていくのです。

 

 

↓前回記事

呼吸法について

 

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