午後3時のおやつタイムに
特養へ父の面会へ
今日は父に頼まれてたアルバムを
持って行ったらかぶりつきで見ていた
10年ほど前に【自分史】を書いた時に
別冊として編集した山の写真のアルバム
特にお気に入りの写真で編集してあるので
思い出もスラスラと蘇る
几帳面な性格の父なので
行った日付からなにから
全部細かく記載してあり
それもあって鮮明に記憶も蘇るようだ
ただその写真をとってから
どれだけ時間が経ってるのか
つい最近の事のように思ってる感もあり
時間経過が曖昧なのが
やはり認知が進んでるって事なのか
「こんなにあちこち遊び歩いてて
お前達子供はどうしてたんだろうねぇ」
いやいやお父さん
この時はもう私と□□(弟)も
もう子供じゃなかったから
お母さんと好きなように
あちこち海外旅行に行けたんだよ
「随分と金も使ったようだけど…
どこにそんな金があったんだろうねぇ」
いやいやお父さん
それだけ真面目に働いてたって事だよ
私も□□(弟)も大学まで出して貰ったし
それが終わったから
『悠々自適な生活』をって事で
海外旅行しまくったんだから
「そうだったなぁ
それで綺麗サッパリ使い切ったんだよな」
いやいやお父さん
今でも十分すぎるくらいの預貯金あるから
大好きな山登りはもうできないけど
綺麗な景色見たり
美味しい物食べに行こうね
…お父さんの奢りでね