私も2度ほど娘を迷子にしたことがあるので

やまと君を探している間の親御さんの気持ちが

少しばかりわかる気がしていました。

もしもあのまま見つからなかったら

自分を責めて責めて、責め続け

一生後悔しながら生きていくのだろう。

そうなったらやりきれないなあと思っていたので

やまと君が見つかったニュースに

他人ごとながらもホッとしました。


良くないこととは思いつつ

置き去りにしたくなる気持ちもわかります。

仕事や雑用やおつき合いなどが集中して

体調不良も重なったりして

やっとの思いで一日をやり過ごしている

そんなときに限って

娘が強烈な駄々をこねることがありました。

誰かこの子をなんとかしてよ!と言いたくても

なんとかするのは親である自分の仕事

どこへも逃げることはできず

ひたすら堪えて接し方を工夫しながら

対処するしかありません。

頭ではわかっていてもうまくできずに

大きな声を出して娘を泣かせたこと数知れず。

何もかも放り出してどこかへ逃げてしまいた~い

なんて気持ちも経験しました。


私の場合、娘が比較的穏やかな性分で

聞き分けも良いほうで

夫もとても協力的だったし

周囲の皆さんにも助けていただいたし

行きずりの見ず知らずの人にまで

よってたかって親切にしていただいたりして

(本当に本当にお世話になりました)

ずいぶん恵まれていたので

大事には至りませんでしたが

ほんの少し歯車が狂えば

やまと君と同じ事態になっていたかもしれません。


「あーあ、やっちまった 」という後悔は

何処の親御さんも経験なさっているのでは?

でも幸いなことに

再びチャンスは与えられ

そのチャンスをものにできずに

不適切な対応を後悔し

それでもチャンスは巡って来る。

子育てはその繰り返しではないかと思います。


ニュースで知るかぎりでは、やまと君は

一筋縄ではいかないなかなかのやんちゃぶりで

親御さんもずいぶん手こずらされたようですが

そのやんちゃは、もしかしたら

大きな才能の裏返しかもしれません。

子どもの頃に周囲を困らせまくった人が

後日立派な大人になって

人様のお役に立っている

という話もよく聞きます。


やまと君の親御さんには

才能豊かな大器を天から託されたと思って

腹をくくって向き合ってほしいです。

受けとめきれないときもあるかもしれませんが

どうか、 再び与えられたチャンスを大切に。

また、置き去りを後悔するあまり

何でもいいよいいよ、となるのではなく

ダメなことはダメと

毅然とした態度も必要だと思います。


ファイト!!




P.S.

いろいろ手がかかったり

自分の時間がなかったり

ベッタリくっつかれて暑苦しかったり

大変なことも多かったけれど

手が離れてからふり返ってみると

宝物のような時間だったと思います。


…と、先輩お母さんが言ってました(*^-^*)