夏休みであります。

夏休み開始時恒例の、保護者懇談会を済ませてきました。

先生とのマンツーマンはいまだにカンチョー、いえ、キンチョーするものです。

これが済むと、私もなんだかひと安心。


毎年、先生とお話したときや、授業参観のときなど

いつも思うのは、皆さん才能豊かな方々だということです。

先生になるぐらいの人ですから、当然といえば当然ですが。

もしもご本人がその気になれば

もっと高い地位や富や名誉を手に入れることもできるのではと

ついつい下世話なことを考えてしまう私です。

教育の現場は個々の先生方の超人的な努力で支えられているそうですが

わざわざそんな地味な苦労をしなくても

才能を自分の繁栄のために使う道もあるのに

敢えて地味~な教育の現場を選んでくださったことを

ありがたいと思います。

子どもたち(娘をも含む)と共に過ごす時間を生きがいと思ってくださり

教育に情熱を注いでくださっている

そんな先生方に担任になっていただいて

入学以来ずっと見守られ、支えられて

娘の小学校生活は成り立ってきていると思います。


恵まれて、たくさんお世話になって育っているのですから

いつか娘も、大きくなったときに、何かの形で誰かのお役に立ってくれたら

小さなことでいいから、人様のために何かできる大人になってくれたらと

履き古したパンツのゴムのように、伸びきってゴロゴロしている

緊張感ゼロな娘を見て、母は願うのでした。


夏休みだから、ま、いっか。

illustrated by AkihisaSawada