ひとりで生きてはいない

寒い日が続きます。

これだけ寒いと少しだけ気が滅入ります。

寒さに耐えながら帰宅した直後は特に

しばらく動きが止まってしまいます。

コタツが私を離さないのです。



しばしグズグズした後娘の顔を見て

おもむろに台所に立ち

あったかいシチューなぞ作ってみたりします。



もしひとりぼっちだったら

このままずっとグズグズし続けて

コタツと同化してしまうかもしれません。

家族ってありがたい。

コタツ人間にならないですむから。



家族だけでなく仕事や自治体活動など

様々なかたちで私を必要としてくれる存在も

ありがたいものです。

仕事だと思えばこそ

このくそさみー中(失礼！)

6時に家を出て電車の中で夜明けを迎えたり

何時間も机にへばりついて集中力を持続させたり。

お役目だと思えばこそ

苦手な人前に出てみたり。

時にそれがプレッシャーになりはするものの

大きな原動力になっていることは確かです。

誰も私を必要としてくれなかったら

何もしようとせず何も経験できず

今ごろコタツ人間どころか

生きることじたい面倒になって

澱んで引きこもっていたかもしれません。



べたべたした人間関係は好みませんが

ひとりでは生きられない

ひとりで生きてはいない

私も人間なんだわと自覚させられる寒い冬。

悪くないかも。