蒼穹号の山デビュー | NPOニホンオオカミを探す会『井戸端会議』

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昨年の12月から好天が続いて、山中のカメラメンテナンスも順調に進んでいます。
12/2,10,15,24,29と続き、新年になってからも147、と連日のように入山していますが、4日は蒼穹と一緒に山に入りました。
 
昨年8月26日に家族の一員となった蒼穹と、何時山に入れるか…そればかりを考え毎日朝晩の散歩をして来たのです。
朝は近くの公園で人・イヌとの接触を繰り返し、夕方は出来るだけリードを放して、蒼穹の持つ潜在能力を引き出す散歩。
全ては山行を一緒にする前提での、散歩と云うか…訓練でした。
 
散歩1ヶ月目頃から蒼穹の能力は目を見張るばかりで、梓山犬の管理者が常々言っている事例を眼の前で行動として表すのです。
散歩仲間も1週間会わないと目を見張り、「また、大きくなったね!」の連続です。
そして、公園で遊んでくれたイヌ達もいつしか、蒼穹を避ける様になってしまいました。
 
頭胴長85cm,体高45cm、体重も13kgでもう立派な大人の体となりまた。
12月下旬に来宅された山根一眞氏も、惚れ惚れ見とれて「イメージ的にはイヌと云うよりオオカミ的」と言ってくれました。
仏壇に並んでしまった5頭のイヌ達を、手抜きして育てた訳では無いのですが、私の人生最後のイヌとしての位置付けですから、知らずの内に力が入っているのかも知れません。

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山中の蒼穹号-1

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山中の蒼穹号-2

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山中の蒼穹号-3

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登り口最初の5分の景色
 
そんなこんなで正月4日が蒼穹号の山デビューとなったのですが、当日は秩父市在住のY氏同行のカメラメンテナンスでした。
最初1.500mの現場に向かうつもりでしたが、予定した山域は巻き狩りの大勢のハンターとイヌ達が入山準備中で、「君子危うきに近寄らず」の心境となり、別の尾根筋に変更です。

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カメラに映ったハンター達
 
20年以上昔記した文面が頭を過ったので、下記を是非ご覧下さい。
 
朝、犬の散歩は荒川の土手です。 
そこには、多くの生きる物の風景が流れて行きます。
これから11月中旬までの風景が一番嫌いな私です。
11月15日の狩猟解禁日に合わせてハンターが犬の訓練を始めるからです。 
それをやらなければ 生きられない「マタギ」と違って、動物の生をもて遊ぶハンター。
子供たちが動物たちと遊びながら、命の大切さを学び取るのと違って、自分の気晴らし、欲望の為、だけで命の継続を否定するある種の大人たち。
河川敷には色々な動物が生きています。
雨の朝必ず出てくるカタツムリ。
そしてミミズ。
それを捕食するカラス、すずめ、鳩。
そしてそれを狙う四足のキツネ、タヌキ、イタチ。
動物たちは、自らが生きんが為、もがいているのです。・・・後略】
 
ハンターたちと離れた私たちは車を走らせます。
支度を済ませ登山口へ向かうのですが、目的地への道筋は標高差350mで、来た道を振り返りたくない程の急峻なガレ場です。
カメラ3台が設置してある尾根筋は以前連れて行った仲間が「修験道の道」と称した断崖が続く、一歩でも足を踏み外したく無い獣道です。
 
当然山中は獣の臭いが充満している訳で、途中から蒼穹をセーブする事が出来なくなりました。
と云うか、リードを引っ張る蒼穹の勢いが、私の脚をもつれさせるのです。
仕方なしにリードを離したのですが、それからは蒼穹の独壇場。
梓山犬は猟犬としての遺伝子を色濃く残すイヌですから、こうした山でリードを引くのこそ無理筋と云う事です。

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今井興雄氏飼育の五郎丸号
 
ただこのイヌは(犬種は?)、我が家に来た時から不思議な習性を発揮していました。
知らない処を歩くときは、リード無しでも私の側にいるのです。
もっとも、慣れて来ると段々距離を置く様になるのですが、それでも視界から私が見えなくなる事は有りません。
 
と云う事で、標高差350mの作業ルートを幾度往復したか知れません。
人間の脚では普通、標高差300mを1時間と云いますが、呼べば蒼穹は12分で帰って来るのです。
帰って来ても息を切らしている訳で無く、若しかして、もっと短い時間だったかも知れません

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カメラが捉えた牡鹿のUP

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1212日のクマ。気温はマイナス1℃。

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初めて捉えたアオバトの姿

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妊娠中と思われるカモシカ

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駐車場に戻ってもご覧の元気さ
 
同行のY氏は、現在柴犬を2頭飼育しています。
山歩きの同行者として四国犬を飼おうと仔イヌを探している最中でしたが、蒼穹の行動を目の当りにして、梓山犬に主旨替えしたのです。
主旨替えのY氏同様、鋼の肉体、バネの様な下半身、300mの急坂を一息で登る蒼穹に惚れ惚れする私でした。

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写真左側が断崖の為リードを引いて
 
7日も経験を積ませるべく、長野・群馬・埼玉の県境奥深くの沢筋に向かったのですが、山歩きがとても似合う蒼穹に、二度惚れする私がそこに居ました。

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氷瀑を前に蒼穹号

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耳の下には見事な頬髭が