元号が「令和」に変わる記念すべき年に、自分が独立したなんて、ちょっとだけ感慨深い。

かな?どうだろ?笑

どうせなら、51日に合わせて設立するか、

41日の元号発表を待って社名を決めればよかったかもしれないけれど、

去年の年末に監査法人を退職し、今年の1月、早々に自分の会社を作りはじめてしまった。

ちょっとだけ残念。かな?どうだろ?笑

 

「勤め人」を卒業し、自分で稼ぐ道を選んだってことは、自分で何もかもを決めるということ。

特に、私の場合、最初は自分一人で始めようと決めたので、

本当に何もかも自分で、なんだなぁ。これが。

 

まずは、会社設立の手続きからさっそく選択が始まるのよね。

 

会社設立の手続きは、どう考えても面倒くさい。

さて。お金をかけて外注し、自分の時間は別のことに使うか、お金を節約して自分でやるかの選択。

私は公認会計士なので、会社設立について理論的な手順は理解している。

ん。。。そうだな。

お金の節約ではなくて、理論と実務を結びつけるのは自分の経験値になるから自分でやってみるか。このご時世、わからなければネットで検索できるし、大丈夫でしょ。

もし上手くいかなかったら、ネタにもなるし。ふふふ。とか余裕をみせて選択。

 

さっそく、「知識ゼロからはじめる起業の本」っていうのをずっと前に買っていたので、それを思い出し、

まずはその本を引っ張り出す。

この本、監査法人にまだ所属していた時、上司にカチン!とくることがあって、帰りに勢いで買ったんだよね。改めて見てみると、今の私が欲しい情報は乏しく…

ビジネスプランの立て方とか、起業資金確保の手段、起業のリスクなども端的に説明されていて、

起業に興味あるけど、まだ何をやったらいいのかわからない人のためにはおススメの内容だったけど、

私の場合は、具体的な設立手続きだけが知りたかったので、早々に本を閉じ、ネットで検索開始。

予想通り、ネットには会社設立の具体的な情報は、あふれかえっていて、

いくつか比較しながら自分のアタマの中で集約し、エクセルに時系列でアクションを整理していく。

よし!これで動ける♪

 

一番最初に作るのが会社の「定款」。社名や事業目的などなど、会社の骨格を文章に落としていく。

ひな型は、もちろんネットに無料でアップされているものを利用。

資本金・・・、いくらにしようか。あ。退職金の額にしよう!

まずは定款作成から、っていうけど、定款には事務所の所在地を記載しないといけないから、

事務所を先に決めないとダメじゃん。

よかった~先に事務所の契約終わらせといて。

 

という具合に、どんどん自分ですべてを決めていく。

ネットで集めた情報は、あくまで「参考」。その通り進めても、「ちょっと違う」がどんどん出てくる。

どう段取りすれば効率的か考えるの、アタマ使うわ~

 

一旦、定款ができあがったあとに、

あ。個人で使ってたパソコンやプリンターは会社のものにしないと、と気づく。

会社ができてからだと「譲渡契約」しないといけない。面倒だな、と思って、

設立の時に移転してしまう「変態設立」に修正。

定款も一部修正。書きぶりは、もちろんネットで検索。

その検索のときに、新情報を発見!

あれ?定款の認証を紙じゃなく電子にすれば、設立費用が4万円も削減できるの⁈なに、それ!

ん。。。でも面倒。4万円ぐらいで。。。

いやいや、自分で時間を割いて手続きをしている意味を考えねば。4万円の削減、どうすればいいのか、さらに検索。

な?な?な?法務局への設立申請も電子でできるの?ウソ。すごーい!

あ。でも電子署名できる機器とか、自分のパソコンへの諸々の設定とか要るのね。

今後、会社作る人に助言する時に、費用対効果からはおススメできるかな。

設立申請を電子にして節約できるのは、法務局行く交通費と手続きにかかる時間。

ん…あまり「お得感」ないかな、

むしろ法務局に行ったら、手続きにどれだけの時間がかかるか知りたいので、

電子申請の実践はパス。

定款の電子認証は、「設立freee」に無料で登録して、提携している行政書士さんに5千円お支払いして電子認証してもらえば、設立費用が35千円削減できるのか、これはオススメできるな、やってみよう。

 

結局、定款認証は、電子であろうと、紙であろうと、公証役場というところに出向かないといけないのは同じだし、電子だと、データを保存するためのCDRを自分で準備して持参しないといけないので、慌てて近所の電器屋さんに走り、公証役場に向かいました。(ちなみに、ウチの近所のコンビニは、CD-Rを置いているところと置いてないところがありました)

 

その後に、法務局へ提出する諸々の申請書を作成して、法務局へ提出。

私の場合、品川法務局だったけど、ほぼ待たされることもなく、提出はすぐ終わりました。

ただ、提出して後日チェックがされるので、不備があれば呼び出しされます。

私の場合は「変態設立」にしたので、その申請書が1枚足りませんと言われ、また法務局に行くことになりました・・・でも、思っていたよりは、わりとすんなり設立手続きは完了。

17日から手続きについて色々調べ始めて、実際に動き出したのが翌週15日ぐらいからで、123日に設立登記完了だからね。

 

設立登記よりも、それ以外の諸々の方が大変だった。。。

銀行口座はどの銀行で開設するか、Webページは作成する?会社のロゴマークは?名刺は?

あ。挨拶状・・・

もう、やること満載‼

これらは、次回つぶやくことにします^^

 

 

 

★今回の設立手続きで私が学んだこと

<情報の入手の仕方、読み解き方は重要!>

手続きの電子化など、ルールは刻々と変わる。ネットで上位に出てくる情報は、ワンストップで全体像を掴みやすくありがたい反面、情報として既に古いことが多い。

それを前提に、一旦全体像を把握しつつ、個々の手続きについては、最新情報を確認すべし。

本は、情報源というよりも、自分を触発するツール(←私の場合は)

 

これ、設立手続きに限らず、何でもネット検索で情報得られる現代、

仕事にもプライベートにも当てはまることだと改めて実感。

ん。。。情報リテラシー鍛えなければ~~