グランドセイコー 『グランドセイコー』と聞いてわかる人ってあんまりいないかもしれません。

髪の毛よりも細いゼンマイなどを人の手でミクロン単位で1個1個作業している続ける最高の性能を持ったSEIKOの最高峰ブランド


今まで父が腕時計を付けている姿を見た事がなくいい年になったんだしと父の日に兄弟でお金を出し合ってグランドセイコーをプレゼントしました。

グランドセイコーと同じ金額を出せば『ロレックス』や『オメガ』『ブルガリ』なども買えます。

ただ、外見やブランドに気をとられずしっかりとした中身のあり続ける人で居続けて欲しいって事もこめてGSにしました。

「普通の時計に大金使うなんてアホ」とか「それじゃあ女にモテない」とか言われることもあります。

みんなに見せびらかしたり自慢したい、女にモテたいとかチャラついた考えなら欧米の時計を買えばいいと思います。
否定はしませんし、腕時計1つもモテたらたいしたもんです。

ただ、GSには欧米時計にはない純粋なすばらしさを持っています。

SD

僕はデザインについて勉強してます。

だから外国製の腕時計の斬新なデザインはすばらしいとも思います。
他にはない華というものを見て取れます。

ただ、デザインは中身の引き立て役でもなくてはならないでしょ。

時計はあくまでも秒を刻み、持つ人に時を教えるモノである。
GSのデザインにはどこまでも正確無比な時計であろうとする時計本来のカタチが見えると思います。
シンプルだけどその1つ1つのラインがクオーツやメカニカルの正確さを引き立てています。

ゴージャスでもないし付けてもモテないかもしれません。
だけどいったん腕に付けたらなんか気が引き締まるような不思議な感覚。
こういう魅力を持った時計はあまりないと思います。



プロダクトデザイナーの深澤さんが言ってました。

「ある種の筋の通った日本的な美学があってそういう美学を持った人がする時計です。」


そんな人間になるには僕にはあと10年は必要みたい。
外観などにばかり気をつかわず、この時計のように中身のしっかりした筋の通った『本物』の人間になった時に自分用に買いたいです。