11月7日で、相方さんが最後の抗がん剤をやった日から1年になる。
S-1+CDDP(シスプラチン)
↓
S-1+DOC(ドセタキセル)
↓
S-1+CPT-11(イリノテカン)
↓
S-1+PTX(パクリタキセル)
効果が無くなるたび薬を変えていき
もう、使える薬が無くなってしまって終わりになった。
その代わり
肝臓に転移したところはラジオ波で焼くことになり
昨年の12月と今年の7月の2回やった。
あ、最初に胃を全摘する時にもラジオ波やったので3回か。。。
そして9月に肝臓の部分切除。
どの抗がん剤も様々な辛い副作用があったけれど
今思えば、やはり最初のシスプラチンと3番目のイリノテカンが一番辛そうだった。
シスプラチンは悪心・吐き気と過敏になった感覚。
臭いとか音に異常に反応して、全摘後の痛みや一夜にして変わってしまったカラダへの戸惑いもあり、かなりピリピリして怒りっぽくなっていた。
(TVのリモコンをテーブルに置く時の音とか、階段の上り下りの足音とか
とにかく音に敏感だったな。)
イリノテカンは酷い下痢で48kgまで体重が減った。
1日に何度も水のようにじゃーじゃー出るような下痢で
トイレに間に合わない事も度々あったので
オムツパッドを使っていた。
熱も出たりして何度も緊急外来にお世話になったり
入院も2回したし、訪問看護も2回ほどお世話になったな。
職場へは替えのパンツとオムツ持参でしばらくの間行っていた。
今思えばガリガリひょろひょろのゲリゲリでよく仕事に行っていたと思う。
頑張ってたよね。。
「良くなるんだって思わなとこんなのやってらんねーよ!」
って開き直ってたりしてさ。。。
でも、一度も気分が落ち込ま無かったことが唯一の救いだった。
全身がツルツルで
鼻毛やまつ毛の果てまで抜けていた"毛"も
無駄なところから元に戻った。
だけど、頭髪は元の髪質にはまだ戻ってないのよね。
てっぺん周辺はぽよぽよの猫っ毛のまま。
年も年だからそのままかもしれない。
それと、指先のしびれも残っているようだけど
味覚異常が無くなったのは、少しずつしか食べられない彼にとっては
嬉しいことだったようだ。
あと、抗がん剤治療しなくなって頻繁にCVポートも使わなくなったので
先生は取る事も考えているようだ。
ポートは言わば戦友のようなものであり、点滴するとき両手が自由で便利だった事もあって、夫はポートとサヨナラするのはちょっと複雑な気持ちのようだ。
それにCVポートは、私達が大好きだった最初の主治医の先生が入れたので
取る時もその先生にやってもらいたいな~と思っているんだけど
退職されて遠くにいらっしゃるから多分無理だろうな。。。
ポートを取るってことは抗がん剤での治療が終了~ってことだろうから
これからがどうなるのか不安でたまらない。
そして、とりあえず今月のMRIが心配。
屋外の彫刻を見て回る体力無かったので、ワタシがちょろちょろしている間
待ってもらっていた。
秋に訪れたかったけど出来なかったので来年の楽しみにしておこう。。
その時は一緒に歩きたいな。それまで頑張ろう。