Cancer gift(キャンサーギフト)がんって、不幸ですか? 2015年7月4日放送分 #GYAO
https://gyao.yahoo.co.jp/player/11137/v00076/v0000000000000002852/
実は昨年末ようやくSTAND UP!!に入会しました。
STAND UP!!と言ったら鈴木美穂さんのイメージを持つ方も多いんじゃないかなっておもいます。
その鈴木さんが作ったドキュメンタリー
がんとわかってからずっと見たかったので、
ようやく見れてとても嬉しいです!!
私は鈴木さんみたいに抗がん剤は使ってないし、手術による外見もわかる人にしかわからない程度になりました。
左側甲状腺を切除して、左リンパ節郭清をして、首の左側がへこんでしまいました。
誰にもそこに対して指摘されたことはないです。
知らない人にはわからない。
けど、自分では気にしてしまう時があります。
切除した臓器を自分で見たこともないし
(気持ち悪くなりそうで見れません笑)
本当に私の甲状腺半分無くなったのかな、左リンパ節ないのかなって思います。
甲状腺がんは他のがんに比べて生存率がとても高いし、治療も手術がメインです。
抗がん剤は使わず、放射線治療が多いがん。
乳頭がんは命の危険はないって言っていいくらいじゃないかな。
治療を終えたばかりの時は
がん患者会、参加したいけど、私みたいなこんなに予後のいいがん患者参加してもいいのかな
って思ってなかなか参加することができませんでした。
このドキュメンタリーみたいに手術の後遺症がすごいわけでも、抗がん剤の辛さもわからない私をがん患者って言っていいのかなって迷いが生まれる時もあります。
でもやっぱりこのビデオに共感した所はたくさんありました。
がんと宣告を受ける時。
あの時のパニック、恐怖感。
生きれるか不安が襲ったこと。
なにもかもがどうでもよくなって生きてる意味がわからなくなったこと。
ただただ怖くて怖くて周囲の人にずっと手を握ってもらってたこと。
ひたすら泣き続けたこと。
気持ちがおかしくなってしまったこと。
入院する前に入院グッズ可愛いもの買って無理やりテンション上げようとしたこと。
手術室入る前に泣きそうになったこと。
終わった後のなんとも言えない気持ち。
寝てしまったらもう目が覚めなくなってしまうんじゃないかと怖くなったこと。
傷跡を見る前の不安感。
手術が終わったら今度は未来に対する不安。
傷跡さえ見られなければ誰も私のことをがん患者なんて思わないこと。
今も不安は数え切れないほどあるけれど、少しずつ前に進んでる。
病気はいろんなことを教えてくれました。
失ったものは数え切れない。
その一方で
今、生きてることがどんなに幸せなことか。
当たり前って思ってたことは実は当たり前なんかじゃないこと。
幸せは感覚が鈍ってるだけで
実はすぐそばにたくさん、数え切れないほど落ちていること。
その感覚は時間が経つにつれてどんどん鈍ってしまうこと。
今納得できないこととかいろんな悩み、実はすごく贅沢な悩みなこと。
病気がわかってすぐは
がんという名前に縛られて
なんで私ばっかりこんな目に…
って思ったけど。
いざなってみるとなんだかんだ普通に生きれるし、
(私の場合は、です。)
たしかに再発、転移の不安はずっとあるけれど
他の病気とそんなに変わらないんじゃないかって思う。
がん患者=不幸
なんかじゃないし、
がん患者=必ずしんでしまう
でもない。
だから私をがん患者という偏見だけで判断してほしくない。
世間の目ががん患者を特別視しない世の中になってほしいと思います。
なんだか何が言いたいのかよくわからなくなっちゃいましたが笑
このドキュメンタリー見れて良かったです。
山下弘子さんの考え方も鈴木美穂さんの考え方もとても素敵で尊敬します。
録画してずっと取っておきたいドキュメンタリーです。
録画できないのが残念
もしよかったら、見てみてください
また更新します