青汁日記 -2ページ目

青汁日記

自叙伝的な苦い思い出をちょっとだけ脚色して書いてます。
たまにSSなんかも書いてます。

葉子さんはきょとんとしていたが、そのうちニヤリと黒い笑みを浮かべて

イヤ違うんだ、何が違うといわれても困るがと必死でボディランゲージ
さすがにこれはまずい。どうすれば…

あ、話せばいいんだ

とテンパった俺が気づいたときには、バスは駅に到着し乗客を吐き出していた。

バスを降りたところで、待っていたのはニヤニヤと黒い笑いをした葉子さん。

「朝からオアツイことで」
「いいでしょう?今日は圭樹が送ってくれるっていうからねぇ」

!!

そんなこと一言もいってないぞ!

「まあまあ、いいからいいから、よかったねぇ~美月、思いがかなったんだね」
「そう、昨日の熱いベーゼを思い出すと…」

なんだそりゃ?
ベーゼってなに?

ひとりあっけにとられ考え込んでいると

「さあ、行こう、あ・な・た♪」
と右腕を掴まれ、腕をからませてきた。

「姉さん、いい加減にしてよ、人がみてるよ」
「いいじゃなーい、私と圭樹の仲じゃないの」
「そーそー、二人はラブラブだもんね」

聞こえるようにわざとらしく話す葉子さん。

遠巻きに同じ高校の奴らが見ていたが、ええーとか、なにー!とかいう声が聞こえる。

そんな声を無視して、そのままオレを引きずるようにして、歩き出した。
右から葉子さん、姉、俺の順に並んで歩く。
姉は恵さんと何やら楽しそうに話しているが、両手を俺の右腕から離そうとしない。

その右腕には、なにやら柔らかいものがさっきからあたっているのだが…

「あの、いい加減にしてよ。もう学校の傍だし、色々言われても困るでしょう?姉さん」
振り払おうとするが、以外にも力強く振り払うことができない。
それどころか、葉子さんと話に夢中で、こちらを向こうともしない。

「無視しないでよ!葉子さん、葉子さんからもいってやって」
「ん?なんだそんなに嬉しいの?それとも、私の方がいい?」
「ダメだよ葉子、圭樹は私のものだから、とっちゃだーめ」

「ええーそうなのか?しょうがないなあ、二人はラブラブだもんなぁ」

とわざとらしく周囲に聞かせるように返事をする。

もう好きにして…
となかばあきらめているところに
姉がつかむ腕に力を入れて、さらに押し付けてきた。
何を?
なにです。柔らかいものです。それこそ埋もれるぐらいに。

「姉さん、当たってるどころか、埋もれてるけど」
「うも?」
うもっ?そう埋もれてるから。

「うも……うま………」
なぜにうま?連想ゲーム?

「生まれる!!」
いっ……!
意味わからん!!

「生んでいいの?」
はぁ???

「ええーそんなに夕べは激しかったの?美月?本当にラブラブだねえ」
とひときわ大きな声で話す葉子さん。
いやもう、なんというか…
すべてを悟ったようにおとなしく学校までつきあった。

生徒玄関でやっと離れてくれた姉は、
「名残惜しいけど、お昼休み一緒に食べようね?迎えに行くから」
と手を振りながら葉子さんと一緒にかけて行った。