Campinggaz Bleuet 206 |  キャンプ用品・資料倉庫からのつぶやき

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   旅が好きです。旅の手段、目的、楽しみなどに関わる諸々に興味を持ってきました。
   ここではキャンプ道具という枠で投稿するつもりですが、脱線話もお許しください。(^^)
仕事部屋、兼倉庫からのつぶやきです。

本来は記事にするのは尚早だと思うのですが、この機会に記事にしておきます。

 

CampinggazのPocket Konroと同じ時期(だと思うのですが・・・・)に販売されていたモデルです。

このモデル、日本での呼び名が一度変っているようで東邦キャンピングガス販売の時には簡易コンロS200SⅡ型、

キャンピングガス社となってからはレジャーコンロと呼ばれていました。この名称変更などもう少し調査が必要だと感じています。

そして何よりこのモデルは母国フランスで名付けられたBleuet 206というすばらしい品名があるので、私はあえてBleuet 206と以後呼んでいきたいと思います。フランス語は全く知らないのでカタカナ表記ではブルェなのかブリュェなのかよくわかりませんが、まあBleuetということでお願いいたします。(汗

 

 

左:1983年4月認証 右:1982年7月認証

 

収納ケース:上部がコッヘルになっている。コッヘルはステンレス、ケース本体はスチール製なのは左ケースでよくわかります。

 

Bleuet206というモデル名がプリントされています。

 

製品に付属した製品ラインナップのちらし


フランス本国の取説と日本向けの取説

 

左Bleuet206 中:Pocket Konro 右:Mountain Konro

基本的に同じ五徳と同じバーナーを持つモデルです。しかし同じCampinggazながら接続できるガスカートリッジの種類が違います。

 

ご覧の通り前回のPocket KonroやMountain Konroと同じ五徳、バーナーのモデルですがカートリッジの仕様が違います。70年代、世界を席巻したガスカートリッジを使用するタイプですが、一度装着するとガスを使い切るまで装着していなければならず、80年代以降、ガスカートリッジは脱着できるタイプへと代わっていきました。

ざっと調べたところ、このモデルもEPIgasのBP Stove以前には販売されていないようなのですが、もう少し調べて確証を得たいと思っています。

このような点で時期尚早と述べたのですがCampinggazのそれぞれ違う仕様のガスカートリッジに対して同じ五徳、バーナーを使ったモデル達なので並べて紹介することを優先しました。

 

あくまで、個人的にですが、数ある野外用のコンロの中でも格別にお洒落な雰囲気があるモデルだと思います。

とはいえ一度も野外に持ち出したことはありません。

自宅で時間に余裕があるときに、好きなロイヤルコペンハーゲンやウエッジウッドの磁器で、コーヒーや紅茶を味わう贅沢を味わう道具として・・・・もう何をいっているかわかりませんが、機能性や合理性とは別な何かをこのBlueetは持っていると思います。

多分、この頃の製品はハウスホールドグッズとして使われていたデザインの名残が感じられるからかもしれませんね。

アウトドアグッズとしてはEPIやPrimus、Colemanを持ち出すことが多いのは、Campinggazのガスカートリッジが他社と互換が利かないという理由もあるのですが・・・・

 

60年代~70年代はガス燃焼器具の黎明期でありながら、その資料が全く見つかりません。

今後もこの時代を調べるのは苦戦しそうです・・・・