9月10日(火)
8時半起床。薄曇り。気温22度。体重75.5キロ。
９時Ｋ子をイチゴファーまで送る。富士山は雲に遮られて見えず。朝の風はさわやかだが湿度は高い。
11時韮崎へ。中北保健福祉事務所へ9月30日締め切りの書類を提出しなければならなかった。1年半前に手術をしてもらった病院から必要書類を送ってもらわなければならなかったし、住民票やら課税証明書やら健康保険のコピーやらも入手する必要があった。何か忘れた提出物がなければよいと思っていたが、やはりあった。われながら粗忽だなと思う。２、３日前も市からその１週間前に送付した書類に添付すべきものがなかったと返信用の封筒が送られてきた。今回も送るように封筒をわたされた。前回も今回も説明書をしっかり読まなかったのだ。高等教育は受けても事務的な能力には欠けている。フロイトではないが、こう頻繁に間違いをしでかすのは無意識に何かの原因が潜んでいるのかもしれない。
ダイソーで付箋など日用品を、はぎわら和洋菓子店でＫ子のためにみたらし団子などを買い、長坂駅前の丸政でうどんを食べて帰る。今日は雲が雄大で、行きも帰りもときどき車を停めて写真を撮る。午後2時15分帰宅。
佐藤垢石を読む。Kindle版の全集も残り５編程になった。今日中に読み切りたい。
４時Ｋ子を迎えに行く。朝見えなかった富士山が見える。ドラッグストアで買い物して帰る。アルバイトでＫ子のてはすっかり荒れて腫れているように見える。薬などを買ったようだ。
おやつにみたらし団子を食べ、佐藤垢石を読む。夕食時まで読み、夕食後『ブレード・ランナー』をやっていたが何度も見た映画だったので読書に集中する。午後10時電子ブック版全集を読了。井伏鱒二の釣りの師匠で、釣りのエッセイの名人という認識だったが、全集を読んでみると――全集とは名ばかりで不完全な全集なのだろうが――釣りばかりか、釣りから派生する山海の珍味について、河川を中心とした紀行について、政治や時世の話、狸などの妖怪譚、貧窮譚、そして生まれ故郷の上州についての文章など、いずれもすぐれたもので、釣り文学の人と小さく括れる人ではないことがわかった。とくに自分がツーリングで走った地名が出てくる文章を読んでいるとワクワクした。