150度のバンザイ(Feb. 13, 2024) | 微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

微睡のブログ〜八ヶ岳南麓から〜

八ヶ岳南麓、北杜市長坂町小荒間に在住。ときどき仕事をしながら、読書、音楽鑑賞、カメラ撮影、オートバイツーリングなどの趣味を楽しんでいます。

2月13日(火)

 8時起床。快晴。気温氷点下2度。体重72.2キロ。

 今日も穏やかな日だった。朝の気温は氷点下だが、午後は陽射しが暖かい。ドサッという音はウッドデッキの屋根から雪が落ちた音だ。ハンガーが、やっと取れるわ、とK子。洗濯物を干すときに落として拾い上げられなかったハンガーが氷河のような雪に軒先まで押し出されてきたのだ。

 ウッドデッキにノラネコ、モノクロのために固形の餌をおいておくのだが、最近ヒヨドリがやってきて食べている。雪が降って以来モノクロは姿を見せないが、後で聞けばぼくがリハビリに行っている間にやってきたそうだ。喧嘩したのか頭に噛まれた傷があったという。まさかモカがやったのか。いや、モカはやられる方だろう。

 

 

 午前中は中断していた久生十蘭『内地へよろしく』を読む。画家で報道特派員の語り手が自ら志願して南方の、日本海軍の一部隊が駐屯している島へ行く。弾薬も食料の補給も長い間途絶えているが兵士たちは意外にも意気軒昂だ。彼らの人となり生活ぶりが活き活きと描かれる。悲惨なことが待っているのかも知れないが今のところ楽しく読めている。前にも書いたが傑作の予感がする。

 2時40分いのうえ整形外科クリニックでリハビリ。療法士のKさんに朝撮影したビデオを見せる。バンザイしたところの動画である。残念ながら完璧なバンザイにならなかったが、左腕は150度ぐらいまで上がったのではないか。思ったほど褒めてもらえなかったが、Kさんがしばしばいうように90度が一つの超え難い壁なのだ。

 帰途綿半で灯油とひまわりの種を買う。春めくまで少なくともあと1ヶ月はひまわりの種は切らすまい。野鳥たちにどれだけ慰められていることだろう。

 久生十蘭『平賀源内捕物帳』を完全に読了。

 夕食後映画『ジョーンについて』を観る。ネタバレになるのであらすじは書かないが、フランスの女優イザベル・ユペールの存在感ある演技が光り、感動した。