2008年10月。


ついに結婚した。


結婚というものをけして軽く考えていなかったが、思った以上にあっさりと進んだ。

(当然緊張する場面はいくつもあったものの)


両家の親に互いを紹介し、結婚式場を予約し、招待状を出したり、曲を決めたり、指輪を買ったり・・・


本当に忙しく、同時期には仕事も最高に忙しかったが、それでもモチベーションも高く、迷わず進んだ。


これまで結婚式というもの自体に出たことがなく、自分の結婚式が初めてのそれになった。


カメラマンの方にいろいろなポーズを要求されて写真撮影。


数回の衣装チェンジ。

そして、人前でのキス・・・(//・_・//)ラブラブ


結婚は女性が主役とよく言われるが、会社役員の挨拶や乾杯、友人からの祝福など、新郎も十分主役気分を味わうことができた。披露宴会場からこっそり抜け出し、新婦が衣装替えしているところへ行ったり、そこでこっそり煙草を吸ったり、いろいろなことが楽しくあっという間に終わった。


新婚旅行にも行き、再び会社通いが始まる。


業務は忙しさを増し、2009年を迎えた。


夫婦で過ごす初めての正月。


年を越し、新たに始まる1年。



再び、忙しい業務の毎日に舞い戻る。




そんな中、2004年に感じたものと同じ感じを抱く。


「今のままで本当にいいのか。」


年収については正社員にもなり、管理職にも就いたことで多少上がったものの、引かれものも大幅に増えたためそれほど変わっていなかった。



その考えとともに、再びこれまでの自分を振り返り、今の自分が身につけたスキルを示す明確な資格もないことに気がついた。会社ではこれまでの実績や周りの評価もあって、持っている力以上に信頼されている。


けれど、それはあくまで中に入ればの話し。

もし外に出たら、全く通用しないのではないか。

となると、後数年後に後悔しても遅いのではないか。


さらに振り返って思った。


「これまでに役職が変わったり、評価が上がったりしてきたが、自らそれを求め、そのために計画的に何かを進めたり、何かに取り組んだりしてきたか・・・?」


答えはNO。

結果、こうなったというだけで、そうしてきたわけではない。


このまま、この人生が進んでいったとして、それでどのような人生になるのかはあるいは運任せのような要素が強いように思う。



これではダメだ。

車や家など、今後家庭を作って、生きていく中で必ず行き詰まる。


そうしてたどり着いたのはやはり資格を取って独立するという答えだった。


そして目指す資格は『司法書士』。

2007年。


行政書士試験合格後、特に何かに活かすこともなく、証書を壁に飾ったままそれまでと同じ生活に戻っていた。ただ、会社勤めをしながら試験に受かったということを何となく自慢の種にしていたに過ぎなかった。


会社ではそれまでの業務から少し変化があり、3名の部下を従えるチームリーダーとなっていた。

また、品質管理も同時に担当となって担当していた。


ここもまた、それを目指して努力をしたり、そのために何かを身につけたりしたということもなく、流れの中で何となくそうなっていた。


よく考えたら怖いものだと思う。


時間は止まることなく過ぎていく。

多少事象は異なっていても、同じようなことを繰り返し行っている中で、特に大きく成長することもなく、社会に通用するスキルや資格を得ることもなく、歳だけをとっていく。


この頃、そういうことも特に深く考えず、与えられた業務をただこなす日々と化していた。


そのような中で、新規業務の立ち上げに携わることを指示され、出張することとなった。

期間は3ヶ月半。(結果的に)


これまで出張に行ったことが全くなかったわけではなかったが、完全にひとり暮らしで客先に常駐しての数ヶ月という経験はなく、ここで始めていろいろな人と出会い、いろいろなものを見た。


一通りの業務を覚え、実践を積み、新しく部下になるメンバーを紹介された。


新しい人との出逢い、新しい業務の習得。


そうなると普段以上にさらに加速度的に時間が過ぎていき、気がつくと出張も終了。


新しい部署の立ち上げとなり、部下の数もうなぎ登り。



いろいろな問題が起きる中で、これまでにしたことのないプレゼンや資料作成、管理業務などを経験するなかで、恋人もできた。そしてすぐ結婚することになった。



大学を卒業した頃から、人生設計として30までに結婚して子供を作る、と嘯いていたが、その通りになった。


2004年。


今の会社に入社して2年が経過し、業務にも慣れてきていた。

慣れたというより、少しだけ嫌気が差していた。


実家から通い、自分の手元にはあまりお金がなくても、家にお金を入れて

多少遊べれば良かった。


そのような中ではあったが、何となく未来を想像したときに、


「今のままで本当にいいのか。年収が300万円にも満たない状況で、将来家庭を持ったり、子供ができたりという生活を送っていくことは難しいんじゃないのか。」


と疑問に思うようになり、何か資格を取って独立するということをうっすらと考え始めた。


この頃、独立するということを考えたときにどのような資格を取ったらいいか全く分からず、インターネットでもいろいろと見てみた。


その中で、特別な条件はなく、国家資格でそれなりに独立の可能性のある資格として『行政書士』という資格に少し惹かれるものを感じた。(実際資格としてはドラマ『カバチタレ』を見て知っていたものの、どのような仕事をするのかや収入がどの程度なのか、会社勤めになるのかなど何も知らなかった。)


おもむろに勉強を始めたものの、単に参考書を買って何となく勉強していても身につく気がせず、通信教育を受け始めた。


そして初回の受験。


結果は


不合格・・・・(´□`。)汗


試験中、かなり迷った設問が2つあり、結局答えを書き換えた。

これが仇になり不合格となった。


諦めきれない思いもあったものの、さらに上位の試験として『司法書士』があることも行政書士の勉強中に見ており、内容が多少被っているということもあったので行政書士受験後少し間を空けてから司法書士の勉強を始めた。


あっという間に1年が過ぎ、再び行政書士を受けようと準備を始めたものの、司法書士の勉強を中途半端にしてしまったこともあり、行政書士の勉強が間に合わなかった。。


そして翌年。


今度こそまず行政書士に合格しておきたく、行政書士試験準備に集中した結果、ようやく合格。


この頃には、目的が"行政書士となって独立すること"ではなく、"試験に合格すること"になっていた。



よくよく考えてみると、これまでの人生もほとんどがこういう感じだった。


高校受験も大学受験も、そこに行ってどのようになりたいのかではなく、高校に、あるいは大学に合格することが目的となっていて、合格してからはただ流れの中で卒業に向けて時を過ごすだけ。


今回の行政書士もまさに同じ。


合格することが目的になってしまっていたため、合格後合格証書を飾ったところでクローズ。


そうして再び時が過ぎていった。

2009年12月。


ついにになる音譜

自分に子供ができるという感覚は、新鮮でもあり、不思議でもあり、そして何より実感がない(´▽`あせる


2008年10月に結婚した。


結婚するということ自体は実感しやすかった。

いろいろな準備をする中でも常に隣には彼女がいた。

2人で2人のことを話し合うので、違和感もなく、幸せを想像しながら時が過ぎていった。


しかし、子供ができるというのは全く違っていた。


彼女のお腹は着々と大きくなるが、その速度とは裏腹に実感はなかなか湧いてこない。

女性は自らの中で動く子供を感じ、実感するという。

けれど、それがない自分にはなかなか実感することができない。


とはいえ、幸せを感じるとともに喜びや期待感も感じ、不思議な感覚(子供服を見ながら"自分の子供"に着せることを想像するという事実など)も味わっている。それは当然(@^▽^@)音譜


そんな中で、ふと我に返り、今後の生活を考えることになった。


きっかけは車の見積もりを取ったことだった。


始めは


「車が欲しい」


という単純な気持ちだけで見積もりを取りに行った。


最初に欲しいと思っていた車の見積もりを取ると意外と値がいったので、どうせならとグレードを上げるうちに300万円を超えた。しかし、頭金などを考慮すれば月に3万円程度。


支払えない範囲じゃないと思った。(甘かった・・・)


家に帰り妻に説明。


ムリムリ・・ヾ(。`Д´。)ノむかっ


なぜ無理なのか・・・

いろいろなこと(車の良さ、値引きの多さ、特典など)を説明するもいっこうに壁は崩せず敗退。。。


夜、家計をしっかり把握した上で再チャレンジしようと、EXCELで家計の計算(年度予算など)を。

すると、とんでもない事実が。。


全く余裕がない・・(´・ω・`)汗


その上、子供が生まれる。

妻の産休、育休、、、収入は減るばかり。


自分の収入のことや今後の収入、

そもそも今後の家庭経営、そして幸せな未来。。


心配に感じるとともに、


このままじゃいけない(`(エ)´)ノ_彡ビックリマーク


と思った。


そして、過去に取った資格やそのときの気持ちを沸々と思い出していた。