『トム・ヤム・クン』 | モグモグゴックン!

『トム・ヤム・クン』


公開されたばかりの『トム・ヤム・クン』を観てきた。





ジェネオン エンタテインメント
マッハ ! プレミアム・エディション

『マッハ!!!!!!!!』で衝撃の初主演をしたトニー・ジャーに惚れ込んだワタシは、今回の映画公開を


それはそれは楽しみにしていた。



さて、感想を。


全体的に雰囲気が重かったり、主人公に明るさがなかったりというのは前回にも共通。


所々「なんでやねん」的な部分もあったりするけども、そんなのは一気に吹き飛ばす程に説得力不要の


本物のアクションがこの映画にはある!


なにしろワイヤーなし、スタントなし。全部自分でやっちゃいます。


前作では走っている車を前方から飛び越えちゃうなんつう離れ業をやってのけていたトニー・ジャー。


今回も様々なアクションを見せてくれる。


後から後から沸いて来る敵をばったばったと殴る蹴る。


一番の見所はいろんな武術家を相手に戦いを挑むところ。


剣術・カポエラ・カンフー・プロレス・鞭(?)。


もちろんそれぞれの武術を習得した人が演じている。


ワタシ的にはカンフーのジョニー・グエンがカッコイイなぁと思った。


ベトナム人とアメリカ人のハーフという彼。動きがめちゃめちゃシャープで、素敵であった。


『スパイダーマン』『スパイダーマン2』でスタントをやってるそうだ。


ちなみにプロレスのネイサン・ジョーンズはPRIDEにも参戦したことがあるとのこと。負けたけど。


その後キャラを生かしてWWEへ。


鞭使いの『マダム・ローズ』という悪女役は、作中「かま男」と言われたりしているので「?」と思っていたら、


実際に性転換手術をした人であった。


全然気付かなかった!女だと思ってた~。


本業は俳優ではなく(鞭使いでもなく)、中国とヨーロッパで活躍するバレリーナ・現代舞踊家として有名


なのだそうだ。


こんな多種多彩な人々が出演する映画、マンガみたいに思うかもしれないけど、とにかくアクションは


本物!


観て損はない!





ところで、こういう映画を観ると壁を数歩駆け上るアクション(ジャッキー・チェンもよくやってるね)、


すごく簡単そうに見えるのが不思議だな。


あ、ワタシにもできるかもしれないぞ?今度暴漢に襲われた時にやってみよーっと!