司法試験が近くなってきた頃の安田先生とのミーティングで、過去の合格者と遜色のないレベルの答案になってきているという言葉を頂いた。ちょうどその頃、自分の答案のスタイルが出来上がってきたため、あえてぶんせき本などで、他の人が書いた再現答案を見ないようにした。

 

それは、他の人の答案に影響を受けて今の自分のスタイルの答案が崩れるのが嫌だったからで、自分のスタイルの答案を書ければ受かる可能性はそれなりにあると思っていたからである。もちろん、学習段階によっては、他の人の再現答案を見ることは非常に参考になるけど、直前期は敢えて他の人の再現答案を見ずに、自分の言葉で書く自分のスタイルの答案を信じることにした。2回目の司法試験まで、加藤先生の教材の加藤先生の答案を参考にしていたので、それに自分なりのスタイルを加えたような答案になったのではないかと思う。

 

選択科目の労働法は泉谷先生に添削をお願いして、1回だけzoomでミーティングを行った。そこまで多くの回数を添削してもらったわけではないけど、基礎知識はあると思うから、あとは読みやすい字で書くことと、ナンバリングをしっかりしたほうがいいと言われた。司法試験では、取り敢えず、字が汚くても読みやすい字ではっきり書くことをずっと意識して書いた。ナンバリングも少し改善できたと思う。

 

某先生がYouTubeで1枚目の答案に修正が多いと読み手の印象が悪くなるとおっしゃっていて、確かにその通りだと思い、1枚目に修正がないように心掛けて書いた。

 

本番では、書いた答案を見直す機会を数分設けるようにした。見直してみると、誤字が少し発見された科目はあったものの、2回目の司法試験と異なり、文章に流れというか、テンポがあった(自分の感覚ですが)。2回目の司法試験も本番で書いた答案を見直したけど、その答案とは異なっており、3回目の司法試験に向けて答案も何回も書いて添削してもらった成果が出たなと、本番になって自分が成長したことに確信を持てた。