予備試験も司法試験も、判例を意識して判例の事案を変えて出題する問題がほとんどだと思います。
私は3回目まで、元の判例を意識して勉強することを疎かにしていたと思います。たぶん、事案の概要を見るのが手間とか百選の解説とかみるのが嫌だったとかそんなことが原因で判例の勉強をしっかりしてこなかったと思います。
判例を元にして架空の事案の問題を作ることなんて無限にできます。
短文事例問題も予備試験も司法試験も判例を意識した架空の事案で、年数が経つにつれてどんどん問題が増えてきりがなくなります。
しかし、大抵は判例を意識して作られているので、判例を押さえてしまえば、多くの問題に対応できます。
何が言いたいかというと、問題なんて無限に作れるだから、元の判例を押さえたほうがいいってことです。あえてきつい言葉でいえば、元の判例をしっかり押さえろ。(過去の自分に言ってます)
元の判例を押さえることで初めて、本問と判例の違いに気づくことができて、判例の相場観を意識してあてはめができるので、答案に説得力というか分かってる感が増します。
では、どう判例を押さえるかが問題になりますが、判例集は判例百選だけではありません。
私は、start up判例40会社法、start up判例 30 民法全5冊 最新重要判例200労働法 最新重要判例250民事訴訟法 を使用していました。
これを読んで、判例の事案の概要を問題集のように解くことで、解答筋から外れにくくなりますし、解説などを読むとあてはめに説得力が増してきます。問題文のどの事実が重要なのかとか気づけるようになったりします。このような読みやすい判例集が読めるようになると百選の解説も前よりは読みやすくなっていったりしました。
じゃあ、刑法、刑事訴訟法、行政法、憲法はって話になりますが、基本刑法、基本刑事訴訟法、基本行政法の設問は判例の事案を抽象化したものですし、憲法は普通に判例百選を読むのが苦じゃなかったので、判例集までは不要でした。試験まで時間がないこともありましたし。
つまり、元の判例を題材とした問題なんて無限に作れるので解いたら切りがないので、まずは元を押さえろということです。
判例 基礎
短文事例問題 予備試験 司法試験 架空の問題だから 応用
ということを3回目の司法試験に向けて意識しました。
2回目まで応用ばっかりやっていて、元の判例を押さえていなかったので、いつまで経っても強固な基礎がないような状態だったと思います。このように応用をやり続けると、無限な感じで終わりが見えなくなります。重要な判例は数がある程度決まってますので、終わりが見えます。3回目に向けた勉強はこんな意識でした。
もちろん、判例で基礎を固めた後に、該当する短文事例問題、予備試験の問題、司法試験の問題を解きました。
判例で基礎を固めた後にがポイントだと思います。
ご参考までに。