おばあちゃんは、語った。
「自分、家族、大事にするものはこれだけ」
友だちは、助けてくれない。
いざという時に。でも家族は。と
悲しい響きにも聞こえたけど、わたしは頷けた。
(もう、ここまで来ている)
お父さんを憎んだ。
たくさん怒号を浴びて、本当に怖い存在でしかなくなってしまった日々があった。
ただ、今よりほんの少し、優しさが欲しかった。
多くを望んだわけではないと思ってる。
本当に本当に、ほんの少し、一緒に居る時間を長くして欲しかった。
中学二年生までの"うち"はわけもわからず、この"あたし"に吸い込まれて消えた。
もう、きっと、この世界にいない。存在。あの時に望んでたことはきっと実現してますよ。と伝えたい。
逃げたかった。
死にたかった。
だけど、
死ねないから、
消えたかった。
本当に本当に消えたかった。
あの日の"うち"へもう想いは叶ったんだよ。うちは逃げたよ。うちは死んだよ。うちは消えたよ。
あたし、わたし。
こんにちは。
前に進める日。キネンビ。
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