20台前半の女性慢性疲労症候群患者さんの話 | 湯たんぽのブログ

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 さまざまな難病治療にいわゆる代替医療を用いて対処している『湯たんぽ』が日頃考えていること、経験していることを書きます。難病のなかでも、線維筋痛症や慢性疲労症候群の病態や治療を中心に書き込みます。

 久しぶりで標記の患者さんが受診されました。

高校生の頃から肩こりがひどく、受験勉強をしている時には根気が続かなくて成績の伸びがイマイチだったようです。

なんとか頑張って大学に入学しましたが、身体がだるく朝の授業には間に合わず、単位取得が思うようにいかずに退学してしまいました。

 

 いろいろと退学することに葛藤があったようです。

 

夜は寝付きが悪く、中途覚醒があります。

眠りの質がよくなると疲労倦怠感も軽くなります。

慢性疲労症候群に限らず、不眠を訴える患者さんの多くは首や肩のこりがひどいのです。

 

 首こり・肩こりを改善させるため、新しい治療法を試してみました。

この治療法は刺激する範囲が狭く、刺激しやすいという利点があります。

刺激する範囲が狭いというのは、刺激するべき部位を間違え易い欠点もあります。

とりあえず綿花を利用した、まだらめ式間接灸でその部位を刺激すると、肩こり・首こりは激減します。

 

 その部位の刺激では背中のこりが改善できなかったので、複数のツボ刺激を行ないました。

途端に背中のこりが改善しました。

 

 この状態でならば、気持ちよく眠れることでしょう。

仕上げに気診治療を行ないました。

これまでの治療法と少し変わったので戸惑いはあったようですが、この刺激の方法ならば自宅でも頻回に刺激できます。

熟睡できる日が続けば、疲労倦怠感は改善します。

 

青山・まだらめクリニック 自律神経免疫治療研究所 https://www.dr-madarame.com/