私が塩に興味を持ちだしたのは12年前のことです。
韓国から天日塩を輸入してる方の話を聞き、なんとなく塩が重要なんだな、と感じた次第です。
その後、2020年になり、私自身が韓国へ渡り、民間最大手の製塩業者である新安郡曽島(チュンド)にある太平塩の塩田を見学しました。
その際、他の国と製法が異なる韓国独自の天日塩の作り方を教えてもらいました。
また、ソウルでソルトインダイヤモンドという韓国の薬局でも販売している高級天日塩を開発した梁(ヤン)氏にお会いし、天日塩が健康にとってどれほど重要かを教えてもらったのです。
梁氏は、35歳の頃、余命4カ月と宣告された末期がんを、天日塩によって克服した経験があります。
命を救ってくれた天日塩を自ら世に拡げていくため、最高の天日塩を製造することを目指し、十数年以上かけて作り出したのがソルトインダイヤモンドということでした。
韓国を訪問し、天日塩の素晴らしさを教えてもらった私は、それから塩について独自に調べだしました。3年かかって塩の真実が分かりだしました。
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「塩は、動物が存在する上で、酸素、水の次に欠かせないものである」
塩がないと人間を初めとした動物は生きる事が出来ません。その理由を聞かれて、すぐに答えられる方は稀にしかいないはずです。
この理由を簡潔に書くと次の3つになります。
①体内に入った塩はナトリウムイオンとなり、ナトリウムイオンは浸透圧を発生させ、各細胞内に栄養分を運ぶ。
②細胞内に運ばれた栄養分は、ミトコンドリアでエネルギーに変換され、その燃焼カスは細胞内に入ったナトリウムイオンが細胞外へ運ぶ。(広義のデトックス)
③神経伝達は体内に発生する電位差であり、これを発生させるのがナトリウムイオンである。
①は共輸送(シンポーター)、②はナトリウム・カリウムポンプ、③は神経伝達と呼びます。
この3つの機能は人間が活動する上での基礎中の基礎の生理現象です。
従って、塩は生命にとって、とっても重要なのです。
ところが、現代では「塩の摂りすぎは健康に悪い」と言われて減塩がブームになっています。
しかし、この考え方は半分間違っていると思います。
日本人が塩を悪邪にしているのは、これまで日本人のほぼ全員が善い塩を摂っていない、からです。
善くない塩、悪い塩を摂りすぎると、戦後、高血圧、がん等の成人病が増えだしたように健康を害します。
しかし、善い塩は、ある程度の量を摂らないことには、人間として活力が出ません。
現在、消費者庁が推奨する塩の摂取目標量は、男性で1日7.5g未満、女性で1日6.5g未満としています。
これは、善くない塩、悪い塩の摂取量目安であり、善い塩は1日10g以上、摂取しないことには活力に繋がらないと考えています。
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それでは善くない塩、悪い塩とはどんな塩でしょうか?
日本で使用されている塩は、ほぼ全て善くない塩、悪い塩だと考えています。
まず、日本の食塩の8割以上を占めているイオン交換膜法で出来た塩は、浸透圧と電気により強制的に塩の結晶化を行い、最後に高熱の真空蒸発管によって水分を飛ばして製塩しています。純度、ほぼ100%のNaCLです。
ミネラル分が入っていないことは善くない塩、悪い塩の条件に当てはまりますが、イオン交換膜法で最も問題なのは強制的に塩の結晶化を行い、最後に高熱で水分を飛ばしていることです。
このような塩は、体内に入ってから溶けにくく、一部が細胞内にカスとして残ってしまいます。塩の重要性は冒頭に書いたようにナトリウムイオンになって①②③の働きをすることですから、カスが残ると健康に悪さを与える可能性が高いのです。
次に、2000年頃、塩の製造が民間に解禁されて増えだした自然塩と言われる日本各地で造られている塩です。
これらのほとんどは、海水を濃縮し、何日も煮詰めて製塩します。(これを「せんごう塩」という)
このような塩は、実は自然塩ではありません。強制的に結晶化したものです。ミネラル分を含んでいるかもしれませんが、体内に入ってから溶けにくくカスが残る、イオン交換膜法で製造した塩をそれほど変わらない、善くない塩と考えていいのです。
そして、最後に岩塩。
岩塩には味が善いものもありますが、塩としては善くありません。それは数万年、数十万年といった長い時間をかけて風化したものだからです。
風化したNaClと最も溶けにくく、体内でカスとなってしまいます。そのような塩が健康に善いはずがありません。
最も善いのは天日塩です。天日塩は、太陽と風で自然結晶させたまさしく自然塩です。自然に結晶化した塩は、体内にはいると綺麗に解けます。カスもほとんど残りません。
ただし、天日塩といってもメキシコたオーストラリア産等の塩には不純物が入るなど品質が悪いものもあるので、商品の選別は必要です。また、せっかくの天日塩を輸入して国内で煮詰めなおしている塩もありますので要注意です。
世界中で最も高品質な天日塩は、意外にも韓国産です。韓国の天日塩は、枯らしと呼ばれる熟成過程があります。この熟成過程は、自然に存在している高度好塩菌が関わっていると考えられています。
高度好塩菌は、何日も高熱で煮詰めると死んでしまいますので、イオン交換膜法やせんごう塩では熟成不可能です。岩塩は風化しているので熟成自体がありません。
従って、非加熱で長期熟成した天日塩が最高の御塩です。現時点では韓国にしか存在しません。
ちなみに日本では天日塩は製造出来ません。その理由は日本には40日以上雨が降らない乾季がないからです。
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さて、健康に善い非加熱長期熟成天日塩ですが、成人病等の改善だけではなく、今後大きな話題となっていくであろうコロナワクチンの副作用にも効果を発揮して行くはずです。
体内に入った不純物をデトックスするためには、ナトリウムイオンの元となる善い塩が最も効果が高いからです。
世界中でワクチン接種者に不可解な体調不良が拡がっているように騒がれ出しています。
体内に入った悪い成分をデトックスしないことにはいつまでも体調不良は改善しないでしょう。
空気、水、塩は生きるための三大物質です。空気や水には善し悪しがあるように塩にも大きな品質の違いがあります。塩をきちんと知る必要があります。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
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