我が家の大学えらびーCollege Tour | 北加発:アメリカ合州国、教育、人々、その他、なんでも

我が家の大学えらびーCollege Tour

すでに、選び終わった大学がPomoma Collegeだということをお話していますので、今日はそこに

たどり着いた経過をお話します。


子供によって、随分違いがあると思いますが、うちの息子は11年(高2)の時点で大学の選考も

将来の職業の選択もできずにいました。あまり家から遠くに行きたくない、という希望があったくらいで、他はすべて白紙の状態。友達の影響か、UC上位5校をうけるということは決めていたものの、その中の何処が第一志望かも分からずの状態でした。

UCの中で、その時までに行った事のあるのは、Berkeley, Davis、Santa CruzでTourのようなものにも参加していました。


11年〔高2)の春休みにワイフの”ちょっと皆で大学巡りをしたら良いんじゃない”という提案が現実となって、UC San Diego, UCLA, Occidental, Claremont Collegesをたずねました。北カリフォルニアから南にまっしぐらにSan Diegoへ。ホテルに一泊して、つぎの日のUCSDの見学者なんと1000人、30人のTour Guidesが引率でした。坂にある広いキャンパスです。車は駐車場にいれて、構内を巡るバスで大学本部へ。Tourの後は友人の次男のここの学生にさらに詳しく聞いたりしました。

その日のうちに、San Diego を出発Los Angeles、UCLA,へ、町の中の小高い丘の頭を平らにしたようなキャンパス、アジア系の女の子が多いなあというのが息子の感想。Tourの時間に間に会わなかったので、自分達でかってに見学。大きい大学だなあというのが私の感想。学生がうじゃうじゃという感じ。レンガの建物が印象的でした。


次の日はOccidental CollegeというLACに行きました。スペイン風の校舎でなだらかな丘の中腹にありきれいな大学。Campus Tourに参加してCafeteriaで昼ごはんをお盆に積んで、レジにいったら、レジのおばさんが前の学生がすでに払ってくれたというので、学生にお礼をいったら、Meal Creditが余っていますから、という返事、恐縮してしまいました。食事のあとは”Information Session"にいきました。ここで、MedicalShcool への合格率がたかいとか、ColumbiaのLaw Schoolとの提携プログラムがあるということ聞きました。ただ。この大学はNeed Blind Admissionではありませんでした。


午後の遅くにPomona Collegeについて、授業参観ができるかどうか訊ねたら、つぎの日の8時のEnviromental Chemistryの参観ができることのことでした。近くで泊まって、授業前に息子を

教室のある建物まで連れて行きました。10時過ぎに授業を終えた、息子は興奮気味に、この大学が気に入ったと言います。このクラスは学生4人で教授も学生たちも息子を仲間にいれて授業をしてくれたそうです。その後Tourに参加、Information Sessionへ、ここで驚いたのは、もし家庭の都合で学費が全額出せなくても構いません。入学の願書をだしてください。合格したら、足りない分は大学で何とかします、という説明でした。


我が家では、息子が高校の9年生の時に、GATE Advisorのアドバイスを聞いて、正直に大学に係る費用のいくらまで親が負担できるかを息子の話しました。UCに4年間通う分は全額負担するという程度です。そしてそれを超えることがあれば、息子が奨学金を自分で取っていけと引導を渡していました。したがって、Need Blind Admissionや100%Need met financial aidなどのことは

皆目無知。こんな制度があったとは想像できもしませんでした。とにかく私立は高いから無理という固定観念があったと思います。


この旅行から帰ってくると、入試のリストにPomona, Claremont Mckenna, Occidentalが追加されました。この時点でも、大学の入学審査の基準というものが分からず〔今でもよく分からない)彼のレベルでどの程度の大学に入学できるのか、五里霧中でした。息子の友達にいわせると息子はBerkeleyもかるく大丈夫という意見でしたが、確証というのがどこにもないというのが正直な感想でした。したっがてSan Jose State University にも願書を出し、これは、年内に合格通知がきて、ほかが全部だめでもここにいけると一安心。


親はこのFinancial Aidの可能性に味をしめて、東の大学はどうかと探りを入れたりしたのですが、

却下。Dartmouthが締切日を延長するから、応募してください、などとちょっと擦り寄ってきたのですが、この件も却下。結局上の私立3校とUCが5校そして、San Jose Stateの9校に願書をだしました。


私立は面接のある場合が多く、息子はPomonaの卒業生による面接をうけにいきました。夫婦ともにPomonaの卒業生で夫は医者、奥さんが面接者、一時間の面接でした。あとで聞くと、世間話を挟んでの面接のようで、この夫婦の子供は長男がStanfordで次男がBerkeleyなんて話もきいてきていました。You are good fit for Pomana。と帰りに言われたそうで、息子は喜んでいました。


結果としては、運良く第一志望に入学できたわけですが、息子のどこが他の入学希望者より優れていて、選ばれたのかのというのが皆目わかりません。Gifted and well rounded kidという意味でいうなら、息子はその通りなのですが、そういう生徒ばかりが願書を出す訳で、何処で差がつくのかという謎がとけません。


相性のいい大学で毎日楽して仕方がなさそうな息子の話を聞くと内心”オレもああいう大学に行きたかったなあ”と親父は羨ましさを感じてしまいます。