スカイマーク破綻のニュースがテレビやネットニュース等で報道されています。その要因については各ニュースをご覧頂きたいのですが、メディア上では「ある視点」についてからは破綻の言及がされる事があまりないように感じました。



それは一時大変話題になったCAのミニスカート制服を導入した件について。そもそも何故ミニスカート制服が始まったかというと当時導入したA330の話題を集めるためのキャンペーン服として用意したもの。目的通り、ミニスカート制服、という事で「目立つ=話題性」は高くなったものの、セクハラや保安上の問題について物議をかもした、という経緯があります。




※サンスポより画像お借りしました



しかし。
何故ここに、「女性消費者」の気持ちを考慮しないのか、と私は当時から思っていました。当時社長さんはテレビで「このミニスカート戦略には自信がある」と豪語していたのですが、それはあまりにも「男性主体」ででしか判断していない短絡的すぎる戦略とも感じます。



飛行機に乗るのはビジネスマン(男性)の方が多いとはいえ、でもそのビジネスマンには奥さんや彼女がいる男性も多くいる。更に今働く女性の増加により30歳未満の男女を比べた場合は可処分所得は男性を女性が超えていたり、おひとり女子の経済効果は2026億円 など、女性の消費力は上がってきている。という事は女性の旅行利用者や女性の出張利用だってとても増えています。




そんな時、女性は「ミニスカートを着用したCAがいる飛行機に乗りたい」と思うだろうか?
もし一緒に飛行機に乗る時に、彼氏や旦那さんも一緒だとしたら彼らがCAの足元をちらちら見ていたりしたら女性は少なからず良い気分にはならないものです。




以前付き合っていた彼は出張が多かったのですがJALやANAだったら何も思わないのですがスカイマークのような飛行機会社だと、私も決して良い気持ちにはならなかったものですあせる(え?阿部さん、ココロが狭いって・・・ショック??)。2人で遠出の旅行行く時は勿論、(自ら率先して!)フラットなJALやANAを選んでました。




では、もし子供が2人いて家族みんなで飛行機で遠出する、となった時。例えばですが奥さんの方は「最近、私のことをママとしてしか見てなくてちっとも女として見てくれない!前はキレイだね、かわいいね、っていつも言ってくれたのに!今なんて手をつなごうとするだけで『おい!恥ずかしからやめろよ、いい年して!』って言われるわ!」という悩みを持っていたとする。そんな時にミニスカートCAが沢山いる飛行機を奥さんはあえて選ぶだろうか?





じゃぁ女子同士の旅行で飛行機を使うとしたら敢えて、日頃からそうやって女性の気持ちを不快にさせる飛行機を選ぶだろうか?女子同士だからCAがミニスカートな事は全く気にならないですが、男性向けを意識した飛行機という印象のある飛行機ににわざわざ乗るかっていったら、乗らないだろうなー。





マーケティング業界では「日本全体の消費の7~8割りは女性、あるいは女性が決定権を持っている」と言われています。家族で車を買う時も、旦那さんや彼の服を買う時も、家族みんなでどこか旅行へ行く時もよくよく考えると実は女性が決定権を持っている事が殆どではないでしょうか。もし、スカイマークの社長さんがその事をしっかり理解していたら。ミニスカート戦略で話題を集めてしまう事が、更なる客離れを起こしてしまうだろう事は容易に予測できたと思います。客離れを食い止める、差別化が難しいとされる業界内で新しいポジションをつくりたい、というものからこのキャンペーンが行われたとされていますが、かえってこのミニスカ戦略が更なる客離れを起こした一因になってしまったのでは、と思いながらスカイマーク破綻の記事を色々読んでいました。(もちろんその破綻要因は色々あるようですが)女性消費者の視点や女性消費者の深層心理、は軽視してはならない、という分かりやすい一例なのかもなぁ、と思っています。