「2015年カレンダーから商機を探る!」コラム寄稿しました(経産省後援事業ドリームゲート様 )。本日のブログでは1~4月をご紹介、5~8月、9~12月は明日ご紹介します。コラム内容は↓↓。





マーケティング戦略を練ったり、商品・サービス開発を行ったり、SP(セールスプロモーション)を考えるときは、その年のイベントカレンダーをつくり、それを参考に消費者動向の予測をたて反映させる事がオススメです。年間を通していくつかあるビッグイベントは、消費行動や消費心理にも大きな影響を与えるものです。前後編に分け、まず6月までのイベントカレンダーを見ていきます。




【1月】
ー大河ドラマ「花燃ゆ」がスタートー


大河ドラマの舞台となる場所は毎年様々なイベントが行われています。1月にスタートした「花燃ゆ」は山口県が舞台となっていて、1月スタートと同時に山口県ではイベントが多数開催されています。山口市スタートを皮切りに1年かけて山口県を巡回する「花燃ゆ」紹介のパネル展が開始され、ドラマの衣装を展示した大河ドラマ館もオープン。大河ドラマ記念の茶会が催されたり、小学校では幕末の食事を給食で再現するなど、まだドラマが始まって1か月弱で、すでに次々にイベントが催されています。

大河ドラマによる経済効果は高く、地域で伸び率に差はあるものの、放映年の観光事業は数百億の経済効果があると言われています。大河ドラマの視聴者は年配女性層が多い事もあり、山口県では年配女性層観光客向けの花燃ゆ関連商品やサービスが活況な一年になりそうです。




【2月】
ー今年はバレンタインとホワイトデーが共に土曜日!ー

偶然にも今年はバレンタインデーとホワイトデーがそれぞれ休日。それに合わせてすでにバレンタイン・ホワイトデー向けの女子会イベントプラン等が飲食店やアクティビティ、ホテルプラン等で出てきています。 以前まではバレンタイン=チョコレートのプレゼント、でしたが、最近の独身女性の増加や恋人を持つ人の減少傾向などから、カップルで過ごすイベントも、女子同士で楽しく過ごしてコト消費体験を楽しむ!という流れになってきています。特に今年はそれぞれ休日という事もあり、女子会宿泊プランやアクティビティプランが今までに増して増加しそうです。


ー春節ー

インバウンド消費は日本に大きな経済効果をもたらすようになりました。訪日機会になる各国の連休はインバウンド対策には重要です。特に中国の春節と国慶節が7連休にある事が多くこの連休は海外旅行をする中国人が増えます。2015年は2月18日~24日。この時期は日本への観光客が増える事が見込まれるのでインバウンド対策としてチェックをしておきたい時期です。




【3月】
ーついに開通!「北陸新幹線」ー


開業後は富山まで1時間短縮の、2時間8分で到着。富山が今まで以上にずっと都内・関東エリアから近くなります。そのため東北エリアや西のエリア、関東近郊エリアの旅館やホテルは「今年は北陸に持っていかれる」との事で対策を色々始めているようです。北陸新幹線開通による経済直接効果は年間81億円と見込まれており(日本政策投資銀行北陸支店調べ)今年は観光客だけではなくビジネスマンの流入が増えると同時に宿泊費や飲食費、土産代、地域内二次交通費の消費が見込め、冬の大雪等による閑散期の集客対策も可能になると思われます。

ただ課題としては、東京・関東エリアが近くになる事により日帰り客や日帰りビジネスマンも増えるため必ずしも観光業やホテル業が活況になるとは言えず、それには対策が必要になりそうです。

例えば青森県八戸市では、新幹線開通当時はそのような状況になる事を打破するために屋台村「みろく横丁」を開設し、夜の滞在も楽しませる魅力づくりに成功しています。現在は年間30万人の来訪に繋がっているそうです。東北の屋台村とは、風情がありますし、ご当地物も美味しく頂けそうですし、これは行ってみたくなります。新幹線開通によるデメリットがある事も確かですがいかにそのデメリットをカバーしてメリットに繋げていくか?といった施策が必要なのですね。



【4月】
ー機能性表示解禁ー


国による審査・基準が緩和されることで、多くの食品が様々な機能性を表示して発売されるようになります。その解禁が4月の予定です。これにより例えば、豚肉には「ビタミンB1が疲労回復をサポート」と表示されたり、乳製品には「トリプトファンが睡眠をサポート」、果物類には「ビタミンCが美肌に整える」など、これまでは機能をアプローチができなかった食品も、また、これまではフォーカスされなかった観点でも文言がパッケージに表記されるようになります。

これによりあえてダイエットや健康を意識せずとも商品を選択する際の基準を知る機会が増えることにより、健康・美容系商品を選ぶのが楽になったり、「ガッツリダイエット」「健康のルールに縛られる健康美容法」よりも「日々の食品から健康的に美しくなろう」という、緩くストレスない美容・健康法に思考がシフトしていくと思われます。健康志向は年々高まっていますが、4月の解禁により更に健康市場は拡大が期待されています。

拡大と同時に健康は当たり前の事として受け入れられるようになり、以前のダイエット市場に見られたような「苦しい」「辛い」イメージから、「毎日を楽にゆるく楽しみながらダイエット」という概念へと変化し、それが徐々に健康に取り組む女性の消費スタイルに浸透していくと予測しています。



ーイースターー


イースターはキリストの復活を祝うキリスト教の祭日です。この祭日は稼働祝日で今年は4月5日。ここ数年で一気にマーケット拡大したハロウィンと比べ、イースターは認知度もまだ非常に低いものの、ハロウィンと同様に今後期待できる祭事として注目され始めてきています。イースターといえば「卵」。まだ認知度は低いですが、ハロウィンのような楽しさを演出できるマーケティングや発想でハロウィンのようなビッグイベントに育てていく可能性は大いに秘めていると思います。



明日は、5~8月分をUPします。特に2015年下半期はあるキーワードに商機が集中しそうです!