トランプ大統領が訪日しています。
「自由で開かれたインド太平洋」についてトランプ大統領と安倍総理が会談しているのだそうです。A.S.E.A.N.諸国が中国への経済依存性が高く各々どちら側にもつけない難しい立ち位置がある中、我が国がどううまく投資をしてつないでいくのかが難しい問題だとは思うけど。やかりここは我が国が動かなければダメですね。
我が国にしても南沙諸島沖の航行の自由がなくなれば、石油などの重要な輸入ができなくなる。これは経済の死活問題。
我が国は軍事力を持たないが、それでもそこそこの経済力を持ち、宗教的にも中立的な立場だという利点がある。大東亜戦争当時に様々な国の独立に貢献した強みもあるし、長期政権で、2度目の総理経験者の安倍総理には国際的な信頼も厚い。
やはり安定した長期政権は外交力なんですよ。
そんな中、尖閣諸島沖で活動家が漁船に乗り込んで尖閣諸島沖に出た。
中国公船「挑発しないで」 海保呼び掛け、緊迫の海域 尖閣出漁の仲間氏証言 https://www.yaeyama-nippo.co.jp/archives/7156 @YaeyamaNippouさんから
たぶん、応援している人もいるのだろうけど、海保が必死で呼びかけることに納得する。
この人達が漁船にのりこめば海保は中国の公船から護衛する。しかし中国の公船は追いかける。もし、日本人が中国公船に拿捕されれば外交カードにされてしまう。逆に追いかけている間に双方のミスもしくは意図的にせよ、衝突事故などが起これば、すぐそばにいる中国の軍艦が自国の公船を守るために動くかもしれない。一気にエスカレーションラダーが跳ね上がる。
我が国は現在法律的にも、海上防衛の能力的にも中国軍との紛争に耐えられるレベルではない。法律の整備もできておらず、軍艦との紛争に耐えられるほどの準備もできていない段階で一気に戦闘が起こってしまえば、他の漁船も巻き込まれどうなるかわからない。
紛争が起きるとしても、我が国からの挑発で初めてはいけない。
米国大統領の訪日を狙ってやっているのかもしれないが、冷静になってほしいと思う。今、こちらからこの海域で紛争を起こすことは避けてほしいと思う。
中国と我が国の間に、こういう一般市民と中国側との間でおきた偶発的な事故に対して対処するチャンネルを政府は構築しつつあるところだけど、まだ全く機能していない。だから、誤解でも紛争は起きる。
攻撃の意思がなくぶつかってしまったとしても始まる可能性がある。
我が国の排他的経済水域でワガモノ顔で入り込む中国公船にいら立つ気持ちはわかるが、意図せず民間人が紛争を起こしてしまうリスクは避けたいと思う。我が国は法律上も軍事的能力も紛争に耐えられる状態ではないことを、知っておいてほしい。
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自衛隊員は「タダ飯」が食える職業という誤解 | 日刊SPA! https://nikkan-spa.jp/1574598