先日、自衛官の待遇改善の請願についての
国会へのアプローチは根本的な制度改革だということを理解してほしいな。
http://ameblo.jp/calorstars/entry-12144386557.html
この記事に
>公務員、しかも自衛隊という立場から、国会へのお願いというのが、憚られると考えているのではないかと思います。
自衛隊・防衛省内部の話ならまだしも、国会への請願ということであれば、待遇に不満があると言っているわけですよね。
やはり、自衛隊員のプライドで、言いにくいのかと。
言い換えるなら、武士は食わねど高楊枝ということかな?
議員も、自衛隊の待遇をいじるのは、なかなかやりにくいのではないかと思います。
もっと国民が、自衛隊に眼を向けていかないといけないと思います。
このレスがきたので、お答えしておきますね。
実は自衛隊の中に、自衛官の待遇を改善させることを許さない体質があるんです。
この呪いの連鎖を断ち切らないと、自衛官の待遇はかわらない。決断してその連鎖を断ち切ってもらいたいと思います。
ここを内部の人が理解し変えていく必要がある。
悲しいかな、自衛官の待遇を改善させないように頑張っているのは自衛官とその家族と自衛官OBさんたちなんです。そこを変えれば実際には議員さんたちはこの問題に対処しなければならないと賛同してくれている人たちも多い。
>議員も、自衛隊の待遇をいじるのは、なかなかやりにくいのではないかと思います。
このコメントの意見は全く現状を理解されていないかとおもいます。
それは全く逆です。ご存じないかもしれませんが、私たちの請願の紹介議員は自民党で11名を超えました。衆参両院でこれだけの数の議員が賛同してくれている請願はさほどないかとおもいます。また防衛大臣だった中谷元先生も過去には紹介議員ですし、今参議院の防衛外交委員長だった佐藤正久先生もずっと紹介議員でした。大臣職や委員長職などルールで紹介議員にはなれないという先生がたも、きちんとこの問題には対処しなければならないと今年度の自民党の予算についての文言の中に自衛官の待遇改善についても考えるという文言も盛り込んでくれました。議員の先生がたは真剣に対処しようとしています。現実をみてくださいね。
自衛隊のOBや家族のみなさんが本気になってくれれば必ず動くところまで来ています。
それを止めようと頑張っているのはほかならぬ現役自衛官と自衛官の家族と自衛官のOBさんたちです。
こちらから引用しますが・・・
私が直接聞いた、某関係者の話なんだけどね。
>自分たちが行動しないことへの言い訳と、どうせ議員なんてなにもしないわという諦め
この部分について、それもあるんだけど、
■「政治家を使って勝手に物申す→自衛隊に対する不平不満→不満分子と目をつけられる」
というのが、そもそも現場の隊員の基本思考。
■そして内局や幕のお偉方になると
「今の政策を否定してけしからん、誰だそんなことしてるのは!」
ってことで犯人探しになっちゃうんだよねーと言ってた。
で、
■OBは
「ウチらはそれを我慢してやってきたんだ!今の若い者は我慢が足らん!ヤワだ!けしからん!」
ってことになるらしい。
○これが一番キツイし、八方塞がりで動けないよーっていう話を聞いているお。
なんだかなぁ('A`)
この話は私もとても実感しています。
この自衛隊内の自衛官の待遇を改善させる動きをやめさせようとしている力を感じるたびに思い出すことがあります。
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中学校のバスケット部の部室がコンクリートのぼろっぼろのところでしかも2畳くらいの部屋しかなく、着替えも部室ではできず先輩だけ部室で着替え、あとの1年、2年生はトイレなどで着替えしていたのよね。
冬は寒いし荷物も置けないしとても不便だった。
で、部室を新しくしてほしいという父兄とかがでてきて、いろんなところに申し入れし、結局部室が建て替えられることになった。
するとそれまで汚い部室をつかって部活動をしていたOBや先輩たちが、
「これまで私たちはこの汚い部室で我慢してたえてきた。最近の子供たちは甘すぎるそんなことをしていたら部活の伝統は守れない。」と大反対。
「誰がそんな部室について文句言ったの?出てこい!!」とつるし上げ、大騒ぎになった。
しかし、部室はそんな騒ぎがあったけど、建て代わり、広くて明るくて快適だった。
とたんに誰も文句いわなくなった。
めでたしめでたし。
それを思い出したわ。
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昔の自分たちの時代が不遇だったから、今の現役にも同じ苦しみを味会わせたいというような負の感覚をもって攻撃するより、
今後の後輩たちが気持ち良く過ごせ、自分たちの息子や孫が自衛隊に入りたいなとおもうような未来をつくるために、現役の人も、OBさんも考えをきりかえてもらいたいとおもいます。
自衛官は公務員なので、その待遇改善には絶対に法改正や政令、通達などの改変などが必要です。抜本的な待遇改善には自衛官を公務員というカテゴリーから外すなどの大きな法改正なども必要です。制度を改革しようとおもえば立法府に話をしなければならないのは制度上必要なことです。
犯人捜しをして待遇改善をさせないために努力するより、宮城県の隊友会がやってくれたように未来の自衛隊の人たちが気持ち良くすごせるために制度を改革するためにうごいてくれるプラスの感覚をもっていただきたい。
現役の人たちももっと我慢、もっと耐えて、いつまでもひどい状況を我慢しろと次の世代も重荷を背負わせるのではなく、これまで不遇だったから、せめてこれからは良くなるようにがんばってあげるよという動きをしてほしいとおもいます。
できれば、この話を
「めでたしめでたし」
で終えたいものです。
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