現在中1の我が家の娘は

勉強が嫌いなのだそう。

 

 

今年の夏休みに

 

「お母さん。

 私は勉強が苦手なんじゃなくて

 嫌いなの!」

 

そう教えてくれました。

 

 

そんな娘と係る際に

頭の中に思い浮かべるのは
もう30年近く前の母の背中です。

 

 

 

 

私が中学2年か3年生の頃

3つ年下の妹は

勉強が嫌いだったようです。

 

 

ちょうど

我が家の娘と同じように。

 

 

まだ小学生だったので

勉強を意識することもなさそうなのですが

私の勉強に対する意識が

受験に向けて変化していることを

敏感に感じ取っていたのかもしれません。

 

 

勉強はしたくない。

けれどどうにも頑張らなきゃいけない時が

自分にも来るようだと察知した妹は

驚くべく行動に出ました。

 

 

母に直球で投げかけたのです。

 

「お母さん。

 私、勉強嫌いだから高校に行かなくていい?」

 

と。

 

 

隣の部屋に居た私は
ビックリ仰天!

 

『いやいや。

 高校は行っといた方が…。』

と、今よりもカチコチな頭で

思っていたことを覚えています。

 

 

 

 

そんな四角四面の私に対して

更にビックリだったのが母の返事でした。

 

「分かった。

 じゃあお母さん、

 ○○の高校の為に貯金してたお金

 使っちゃってもいい?」

 

 

!?

!????????

 

 

『え!?

 それでいいの!??』

 

 

私の頭と心は

驚きでぐるぐる渦巻いていましたが

当の母と妹はお互いのいい結果に落ち着いたよう。

 

 

モヤモヤしている私をよそに

楽しそうに別の話を始めていました。

 

 

 

 

それから数年後。

 

勉強が嫌いだと言っていた妹は

当時の学区内で1番レベルの高い公立高校を志望校に設定すると

塾に通いたいと両親に伝え猛勉強を始めました。

 

 

その姿しか知らない人は

まさか妹が勉強嫌いだったとは

想像できないのではないかと思います。

 

 

当時、どんな心境の変化があったのか

妹に聞いたことはありません。

 

 

もう30年近く前のことなので

母への高校行かない宣言なんて

本人はすっかり忘れてしまっているかもしれません。

 

 

けれど、私は

妹があんなに頑張れたのは

勉強が嫌いだと伝えた時の

母の対応があったからだと思っています。

 

 

あの時母が

私が心の中で思っていたように

 

「何言ってるの!

 高校くらい行かないとダメでしょ!!」

 

なんて言っていたとしたら

妹は思いっきり反発して

全く違う未来が待っていたのではないでしょうか。

 

 

 

 

勉強が嫌いだと

自分の気持ちを正直に伝えた妹。

 

 

それに対して

まずは受け止めて

自分の取りたい行動を伝えた母。

 

 

そこには

否定も強制も無かったから

妹は安心して進路を選べたのだと思います。

 

 

 

時折見せる行動や発言が

酷似している妹と娘。

 

 

勉強することは変わらず嫌いでも

自分のやりたいこと選び

そのために必要な行動をとれるように

母の様に娘の正直な気持ちを受け止めたい

そう思いながら日々娘と係っています。

 

 

まだまだ

先は長い修行ですが(^^)


お読みいただきましてありがとうございます。
より楽に・楽しく♪

 

 

 

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