
世の中の多くの人達には嬉しい休日は留置所にいる被疑者には特に辛い日となります

何故なら‥約10~30分間の運動の時間が無い日だからです。
運動といっても、特に身体は動かしません、この運動と呼ばれる時間に、タバコが二本だけ吸えたり、ヒゲが剃れたり出来るのです。
運動の時間は留置されてる部屋(つまり牢獄)から出してもらい、四畳半ほどのバルコニーの様な場所で外の空気が吸えます。もちろん四方は高い壁があり、上には頑丈な硬金属ネットで覆われていて、ネット越しにか青空を見る事しかできません。
【豊岡南警察留置所の一日】
◆【午前7時‥起床】
大概、皆さん眠りが浅く夜中でも何度も目を覚ましてますね、被疑者ですからね、裟場の皆さんの一般的な悩み事で眠れないの何倍も悩んで眠れません。朝4時頃には目が覚めるものの、時々窓の外の明るさで陽が昇るのを待ちながら、目を閉じて起床時間を待ちます。
◆【洗面.起床時点呼 】1~3号室、兼用房(少年及び女性が留置される部屋)合計4室、各々に一部屋ごと順番に解錠してもらい各自布団を押し入れの各々の指定場所にしまいます、そして部屋の掃き掃除、拭き掃除を分担してします、掃除の役割は一日毎のローテーションでします。掃除が終われば、解錠された洗面具棚から歯ブラシなどを取りだし洗面します。洗顔フォームやローションなど使用出来ません。歯ブラシなども留置所で購入したものしか使用出来ません。なので身柄を拘束された時点で所持金の少ない人は歯みがき粉が買えず水だけで歯磨きします。俺がいた時にそんな方が二名いらっしゃいました。
洗面が終わると、部屋の鉄格子に両手をつきボディチェックを済ませ、部屋に入ります。全部屋の洗面が完了すると1号室から順に点呼され、起床時点呼終了となります、起床から点呼終了まで大体20分くらいかな、この後8時の朝食までの間は何も無い(殆ど一日何もないけど
)ので考え事する者が殆どでした、俺は時間潰しにスクワット200回と腕立て伏せ30回を3回ワンセットを3セットしてました。(留置所でた時にはボクサーの様な体になってた)◆午前8時【朝食】
神戸屋のパンが二個とヒラヤミルクのコーヒー牛乳、パン二個のうち一個はいつもサンドイッチでミックスサンドとハムレタスサンドが交互でもう一個はあんパン、クリームパン、カスタードメロンパン、ジャムパン、メロンパンなどローションです。俺は宗教上コーヒーは飲めないので、ヒラヤミルクシリーズのリンゴジュースを希望したら許可され俺だけリンゴジュースにしてもらいました。
朝食が終わると、留置所係の担当さんか部長さんが(いわゆる看守さん)希望の本を聞きに来ます、部屋持ち込みは3冊までで、自分の持ち物の本の他に 【官本】も一覧表から好きなものを選ぶ事が出来ます、俺がいた時は70冊程度の官本がありましたが、48時間拘留以外の被疑者及び被告人は殆ど全ての官本を読みきってしまいます。
◆午前9時【運動】最初に書きましたが、運動時間は平日の月~金曜日で土日祝祭日は無し
但し3連休の時はその内一日だけ運動があります、運動とは言っても運動はしませんけどね。タバコは留置所管理のタバコ立てに、部屋ごと被疑者ごとに二本づつホルダーにセットされていて、喫煙時にホルダーから担当さんが被疑者に手渡し、担当さんに火を着けてもらいます。ヒゲ剃り出来るのは月水金曜日で留置所の電気シェーバーを借ります、使用後はブラシとアルコールで掃除殺菌してから返します。爪切りも運動の時間にします、これは月木曜日のみ。自弁購入も運動時間に書類に記入申請します、雑誌.本パンの自弁購入は月木曜日のみ。自弁購入する時は書類に要るものを記入し、サインと左手人差し指で拇印します。◆午前10時【お茶】と月金曜日は
【入浴】これは月金曜日のみで一人20分以内で、一人づつ入ります、四畳半近くある一人用にしては広めの浴室に固定シャワー(自殺予及び防犯の為)と浴槽があり、石鹸タオル、シャンプー(これも留置所で購入したものしかダメ)と解錠してもらった自分のロッカーから着替えをもって浴室に入ります。入浴が終わったら洗濯物を洗濯ネットに入れて担当さんに渡し洗濯してもらいます。お茶は午前10時に毎日番茶が出ます。
◆午後12時【昼食】
大丸食堂の監獄弁当、とにかく量が少ない
この監獄弁当については後日詳しく書きます。監獄弁当でかなりネタあるからね
◆午後3時【お茶】この時自弁購入したパンやジュースの要るもの者は担当さんに告げて食べたりできる。