実際にあった【ハーメルンの笛吹き】 | クトゥルー神話外伝・君のポケットに届いた手紙・神酒のブログ♪

実際にあった【ハーメルンの笛吹き】

みなさんは『ハーメルンの笛吹き』のお話はご存知ですか?
実はこれ、ドイツのハーメルン市の公式文書に残る実話らしいんですよ。

1284年のことです。
大量のネズミの被害に悩むハーメルンの村に、一人の男が現れました。
男は斑の衣服をまとい、町民に報酬を払うならネズミ退治を請け負うと約束しました。
そして男が笛を取り出して吹くと、家々に隠れていたネズミたちが表に飛び出すと、
まるで操られるように次々とヴェーゼル河い飛び込み、溺れ死んでしまったのです。

男は意気揚々と報酬の支払いを求めましたが、
この時町の人々は支払いを渋ってしまいました。
すると男は怒り再び笛を吹くと、夜のうちに子どもたちを操り、
そのままどこかに一緒に姿を消してしまったのです。

たまたま難を逃れた子どもの話によると、
子どもたちはボッペンベルク山の洞窟に入っていったらしいということは判りましたが、
結局捜索しても発見には至らず、とうとう戻っては来なかったというものですが・・・。


実はこの【子どもの集団失踪】という出来事が実際に起きたらしく、
現在もこの原因についていろいろな説が飛び交っています。

有力なものについては、『大事故』『伝染病』『遠征や巡礼への大量志願』などがあり、
どれも充分に起こりえる内容です。

そして最も有力な説は、当時植民地の開拓が盛んだったため、
その創始者となるため多くの子どもたちが町から離れたためではないかというものでした。
ちなみにこの『笛吹き』の正体は、開拓者のリーダーではないかと言われています。

過去に実際に起きた事件が、時の経過で話の内容が歪められ、
不思議な物語として現代まで伝えられるということはよくあります。

この【ハーメルンの笛吹き】も、そのような物語の一つなのでしょうね☆


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