妖怪が取り憑いた村の悲劇 | クトゥルー神話外伝・君のポケットに届いた手紙・神酒のブログ♪
2012-09-01 19:33:37

妖怪が取り憑いた村の悲劇

テーマ:リコのトワイライト・レポート
1936年5月のことです。
岩手県の山間部にある、まだ戦前の古い因習が残る戸数40ほどの小さな集落で、
まさしく【狂気】と言ってもおかしくないような事件が起きました。

夫が出稼ぎで留守中の農家の35歳の女性が、
ある日を境に喉の違和感や頭痛を訴えるようになりました。
そして女性は次第に意識が不安定になり、
「鳥が来る!白いネズミが見える!」などと叫び、泣きわめくようになったのです。

そこで女性を心配した家族は、近隣の町から祈祷師を呼び寄せました。
女性の発言があまりにも奇異で、
もしかしたら何かに取り憑かれたのではと考えたのです。

そして祈祷師が御祓いを始めたところ、女性は発作状態になり、
次のような言葉を発しました。

「私はイズナだ!私はこの集落の祈祷師の所から来たのだ!」

イズナというのはキツネに似た妖怪のようなもので、人を惑わす存在です。
しかも女性の発作は一向に収まらないどころか、
この女性と同じ症状の人間が
1937年4月までに集落に10名ほど現れたため、村人の不安は一気に膨れ上がりました。

そこでこの年の8月20日。
村の世話役の仲介のもと、村の男40名ほどが立会人になり患者10名を集め、
集落の祈祷師と町の祈祷師で祈祷比べを行いました。
すると集落の祈祷師の祈祷に対し全ての患者たちが憑依状態になり、
大混乱になってしまったのです。

村の男たちはこの出来事で、集落の祈祷師こそが犯人と確信しました。
そして遂に【イズネ使い】の疑惑がかけられた祈祷師の家に押しかけたのです。

祈祷師の家に集まった村人は数十名。
彼らは誰も祈祷師への疑惑に満ち、家の座敷に乱入していきました。
そして村人たちは祈祷師を家族共々次々に殴打し、
家中に糞便をまき散らす報復行動を行なったということでした。

おそらくこのような事件は、現代では起きることは無いと思われます。
真実は定かではありませんが、
戦前の悪霊などの迷信が残っているような地域だからこそ、
集団ヒステリーのような形で起きた事件なのかも・・・と思ってみました。

※実はこの事件の際に、
ある患者の衣服に白い動物の毛が付着していたものが発見されています。


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