ここ数ヶ月の間にも、コロラドの映画館やオレゴンの
ショッピング・モールなどでも銃乱射事件があったばかり。
School Shootingに関しては、数年前のバージニア工科大学や
コロラドのコロンバイン高校の乱射事件がまだ記憶に新しいです。
どうして、このような悲しい事件が
では繰り返されるのだろうか。アメリカは失敗から学ぶことが出来ない、しょうもない国なのか。
NRA（全米ライフル協会）の政界にまで力を持つ圧力や、
Second Amendment（アメリカ憲法における銃を持つ権利）、
カウボーイの開拓時代からの歴史的な背景、
アメリカの犯罪の多さなど色々な理由が考えられます。
コネチカット州の乱射事件は、毎日TVのNewsで
繰り返し流れていて、とても心が痛みました。
殺された罪のない子供達や、残された家族が本当に可哀想。
20歳の犯人の男は、うつ病を患いアスペルガー症候群だったそうだ。
元クラスメートのインタビューによると、優等生だったが、
社交性に欠けていて、かなりの変わり者だったらしい。
大学で児童心理学を学んだ時、アスペルガー症候群は、
数学など規則的な計算などには、非常に高いIQを持つが、
社会性能力が欠如している習った記憶がある。
犯人の両親は数年前に離婚し、母親は銃の愛好家で
彼は母親の銃を数丁使い犯行に及んだらしい。
自分の母親や罪のない子供達を簡単に殺してしまうほどの
精神病である人が銃を簡単に入手できるのは、本当に恐ろしい。
カリフォルニアの大学時代、地震の避難訓練もあったけど、
定期的に、School Shootingの避難訓練もあり度肝を抜かれた。
犯人が構内に居る場合、ほどんどの教室の出口は一つの為、
教室では電気を消して、携帯電話を切り、静かに息を潜め、
ドアに机やキャビネットでバリケードを作る。
図書館では非常口からこっそりと脱出するなど・・・。
あの時の異様な避難訓練は今でも忘れられない。
大学には、キャンパス・ポリスという独自の警察もいる。
アメリカの学校は広く、危険と隣り合わせだ。
安全といわれるエリアでも、事件は起こりえるのだ。
アメリカでSchool Shootingがある度に、
Pearl Jamの"Jeremy"を思い出します。
90年代にテキサス州のリチャードソンの高校で実際にあった事件を、
ボーカルのエディが、いじめをきっかけにジェレミーという少年が、
教室で拳銃自殺してしまったという記事を読んで書いた曲だそうです。
アメリカによくある、崩壊した家庭で育ち、両親は離婚。
親から愛情を注がれなかった子供がクラスでも無視され、
最終的には銃乱射してしまう・・・という
アメリカ社会の闇を描いた歌ではないだろうか。
（和訳）
家で山頂の絵を描いている、その上には彼がいる
レモンイエローの太陽に、腕をＶの字に挙げて
そして下の方では死人が、血溜りの中に横たわっていた
お父さんは気に留めなかった
お母さんが面倒をみていないことを
暴君となったジェレミーは彼の世界を支配する
ジェレミーは今日、クラスで発砲した
ジェレミーは今日、クラスで発砲した
はっきりと僕は憶えている
その少年を担ぎ出したのは、罪のない小さないたずらだった
だが、僕達はライオンを放してしまったのだ
彼は歯をくいしばって、女性の胸元の窪に噛み付いた
どうやって忘れられる？
そして彼は僕に驚きの一撃を食らわせた
僕の顎には痛みが残り、ばったりと倒れてしまった
ちょうどあの日のように、僕が聞いたあの日のように
お父さんは愛情を注がなかった
そして少年はお母さんに認められることもない
暴君となったジェレミーは彼の世界を支配する
ジェレミーは今日、クラスで発砲した
ジェレミーは今日、クラスで発砲した
ジェレミーは今日、クラスで発砲した
これを忘れよう、これを忘れよう
これを消し去ろう、これを消し去ろう
黒板から
ジェレミーは今日、クラスで発砲をした
ジェレミーは今日、クラスで発砲をした
発砲した、発砲した…
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銃規制が今まで以上に厳しくなりますように。
そしてこれ以上、悲しい事件が繰り返されませんように。
亡くなった先生たちや子供たちのこと、
ご遺族の心が癒されるようをお祈りしています。
今日のNewsを見ていたら、アメリカ国内をはじめ、
日本からもコネチカットの遺族にお見舞いが届いたことを
心から感謝していると聞きました。
