キッチンからのひとしずく ~八十九~
雨・・雨・・・と続き、今宵は寒いですねぇ
皆様、連休はいかがでしたでしょうか?
私事で、申し訳ないですが、僕は、 心の師 ともいうべきですかね 某ユニットのLIVE -GYM にいき、精一杯 歌って、おどって、はしゃいで、ultra soulって鋭気をやしなってきました。
こんばんわ キッチンのJoe です。
さて、今日は、秋といえば『~』ベスト5くらいには、はいってほしい秋の味覚・『栗-くり』です。
今週、ランチのショートパスタで、群馬産の『生栗』を煮て、剥いて、クラッシュして使用中です。
その『栗』ですが、ブナ科のクリ属で栗の実(毬果:きゅうか)はイガで覆われ、食べられる果実部分は「鬼皮」というかたい果皮 と「渋皮」という種皮に覆われています。
果実は、種子が発達したものなので『栗』は「ナッツ」の一種になります。
『栗』の歴史はとても古く、縄文時代の遺跡 である「三内丸山遺跡(青森県:約5000 年前)」からも数多くの栗が出土してい ます。
平安時代の初期には京都の丹波地域で栽 培され始め、徐々に地域が拡大していき ました。
書物では古事記(712年)や日 本書紀(720年)にも登場し、平安時代 の法典「延喜式(えんぎしき:927 年)」には、乾燥させて皮をむいた「搗 栗子(かちぐり)」や、蒸して粉にした 「平栗子(ひらぐり)」なども記されて いるとのこと。
丹波では京都ですね 現在でも栗の栽培が行 われていて「丹波栗」はブランド品として有名です。
さて、『栗』の栄養価ですが
『栗』にはカリウムが豊富に含まれているので高血圧 や 動脈硬化などの予防に効果が期待できます。
また造血作用(造血のビタミン)のある葉酸も含まれていて、貧血予防や葉酸を多く必要とする妊婦の方にも最適です。
食物繊維(サツマイモ以上)も含まれていて便秘改善に、ビタミンCは風邪予防や美容効果に効果があります。
栗のビタミンC は、でんぷん質(主な主成分で、 樹上でとれる浄化された貴重なでんぷんなのです。 豆類やイモ類と比較すると でんぷんの粒子が とても細かいです。 )に包まれているので熱による損失はそれほどありません。
疲労回復に役立ち、エネルギーの代謝を助け、乳酸を分解するビタミンB1(チアミンと呼ばれる水溶性ビタミン)、
細胞の成長を促進し老化予防によいとされるビタミンB2、アミノ酸の合成や代謝に必要なビタミンB6なども豊富に含まれています。
がしかし、いいことばかりでは、ござーせん。
栄養価の高い食べ物ですが、その一方でカロリーがちぃ~高いのがタマニキズです。。
香りの主成分はメチオナール(サツマイモの香り の主成分)とフラノン (イチゴ、パイナップルにも含まれている)。
また、 最近わかったことで、渋皮にはポリフェノールの 一種であるタンニン・プロアントシアニジンを多く 含みます。 この物質は体の活性酸素を取り除きます。 さらにさらに、ナッツ系なので、 ミネラル類も豊富で 現代人に不足している人間に必要不可欠な微量要素 の亜鉛が豊富です
秋の味覚を代表する「栗」は、大きく分 けて4つの種類があります。
それとてもに、原産も日本、中国、地中海沿岸、北アメリカとなります。
国内で一般的に売られている「ニホングリ」、 天津甘栗でおなじみの「チュウゴクグリ」、 マロングラッセなどに使われる「ヨー ロッパグリ」、 そして日本ではあまり見 かけない「アメリカグリ」です。
見かけ はあまり変わりませんが、それぞれ地域に合った特徴があります。
ニホングリ・・・野性のシバグリ(芝栗)を品種改良したもので、果実が大きく風味 がよいのが特徴です。
チュウゴクグリ・・・甘くて渋皮もむきやすいのですが、果実が小さくて栗の害虫である「クリタマバチ」の被害を受けやすく、 日本では栽培されていないようです。
「天津甘栗」の原料 としてよく使われているのは「板栗(バンリー)」 という品種です。
ヨーロッパグリ・・・小ぶりながら渋皮がむきやすいのが特徴ですが、こちらも病気や害虫による被 害を受けやすいため日本では栽培されていません。
アメリカグリ・・・果実の品質がよく、また大きくて強い樹が木材として使われるほど利用価値の高いものでしたが、1900年頃に発生した菌類「栗胴枯れ 病」の被害によりほぼ壊滅したといわれています。 現在でも一部の地域で栽培されていますが、病気に弱いのでこれまた日本で栽培することはできないようです。
はいきました。
雑学のお時間です。
『栗』の語源は、 落ちた実 石のようであることから、 小石を意味する古語「くり」から この名になったらしいんです。
甘みが、チャーミングですよー
【笑って、涙して、二度と戻らないシーズン】
にサヨナラ・・・・
と、つぎを目指すJoeでした