第99話 望みのままに その26 | 【小説】カフェ・シェリー

【小説】カフェ・シェリー

ここは喫茶店、カフェ・シェリー。
登場するのは40代の渋いマスターと20代の店員マイ、そして主人公はお客様であるあなた。
そこで体験する、魔法のコーヒー「シェリー・ブレンド」の味で、お客様は何かに気づき、そして希望を持っていく。
そんな喫茶店のお話です。


テーマ:

「じゃぁ早速、小説家の新庄くんに連絡をとってみるよ」

 

「ありがとうございます!」

 

 なんだか明るい展望が見えてきた。この日はお礼を言って、私の連絡先を渡してカフェ・シェリーをあとにした。なんだか帰りの足取りが軽く感じられる。

 

 翌日、早速マイさんから連絡があった。小説家の新庄さんが土曜日に会ってくれるとのこと。そのことを咲良に言ったら

 

「私も行く!」

って。ホント、咲良はつきあいがいいな。

 

 土曜日までに今までの作品の中で一番お気に入りを再編集して、プリントアウトして持っていくことにした。この作品は一連のシリーズの中でも、私の最高傑作だと思っているものだ。

 

 そうして土曜日。ドキドキしながら咲良と一緒にカフェ・シェリーへと足を運んだ。約束の時間は午前十時。そういえば今日はお父さんとお母さんが夕方には帰ってくるんだった。それまでには家に帰っておかないと。

カラン・コロン・カラン

 

 心地よいカウベルの音。今回は前回と違って、なぜかこの音を聞いたときに胸が弾んだ。ドキドキも止まらない。

 

「こんにちはー」

 

「いらっしゃいませ。あ、のぞみさん。待っていたわよ」

 

 そう言ってマイさんが出迎えてくれた。いつもにこやかでさわやかだな。

日向ひなたさんをフォロー

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス