第99話 望みのままに その21 | 【小説】カフェ・シェリー

【小説】カフェ・シェリー

ここは喫茶店、カフェ・シェリー。
登場するのは40代の渋いマスターと20代の店員マイ、そして主人公はお客様であるあなた。
そこで体験する、魔法のコーヒー「シェリー・ブレンド」の味で、お客様は何かに気づき、そして希望を持っていく。
そんな喫茶店のお話です。


テーマ:

「のぞみ、そんなことないよ。のぞみってすごいんだよ。気が利くし、親切だし、そしてなにより小説がすごいじゃない」

 

 咲良が泣きそうな顔でそう言ってきた。でも、私が小説を書いていたことなんて、咲良には一言も話したことないのに。

 

「咲良、どうして私が小説を書いていること知ってるの?」

 

「ごめん。たまたま見つけちゃったの。最初はのぞみが書いているんだって知らなくて読み始めたの。読み始めたらどんどん引き込まれちゃって。でね、のぞみが時々取り出しているノートがあるじゃない。あれ、見ちゃったことがあるの。そしたら、私が読んでいる小説の登場人物とか、場面設定とかがびっしり書いてあったから驚いたの。そしてわかった。あの小説、のぞみが書いているんだって」

 

 私の趣味にしている小説の設定ノート、これを咲良が目にしていただなんてびっくり。仮に目にされたところで、私の小説を読んでいなければ、ただの空想ノートにすぎないのに。

 

「のぞみさん、小説を書くんだね。すごいじゃない。それって誰でもできることじゃないよ。マスターも一時期小説家になろうってしてたときがあったよね」

 

「ははは、私は残念ながら途中で挫折してしまったけどね」

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