第99話 望みのままに その13 | 【小説】カフェ・シェリー

【小説】カフェ・シェリー

ここは喫茶店、カフェ・シェリー。
登場するのは40代の渋いマスターと20代の店員マイ、そして主人公はお客様であるあなた。
そこで体験する、魔法のコーヒー「シェリー・ブレンド」の味で、お客様は何かに気づき、そして希望を持っていく。
そんな喫茶店のお話です。


テーマ:

「もし何かあったら、ここに連絡して。病院とか行くことがあったら、必ずね」

 

 そう言ってお姉さんは名刺を渡してくれた。その名刺にはCafe Shellyと書かれてある。コーヒーのマークが入っているところを見ると喫茶店のようだ。

 

「お互いに急いでいるようだから、またあとでね」

 

 そう言ってお姉さんは車で走り去っていった。嫌な感じはしない。むしろ誠実で、安心できる人だって思った。よく考えてみれば、お姉さんの連絡先は教えてもらったが、私の連絡先は教えていない。むしろ私も加害者側なのに。

 

「あ、いけない。咲良!」

 

 私は慌てて、そして今度は慎重に駅へと向かった。

 

 それから咲良にお金を貸して、無事に学校へと向かうことができた。

 

「ホント、咲良はドジなんだから」

 

「てへへ。お詫びに明日おごるからさ。今日は金欠だから」

 

 ここでふとあることを思いついた。

 

「咲良、おごりはいいから今日の放課後、私につきあってくれない?」

 

「えっ、のぞみとお付き合いするの?とうとうのぞみが私に告白してくれたかぁ〜」

 

「なぁにバカなこと言ってんのよっ。ちょっと行きたいところがあるの」

 

「どこなの?」

 

「うん、喫茶店」

 

 そう言ってお姉さんの名刺を取り出した。

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