第99話 望みのままに その11 | 【小説】カフェ・シェリー

【小説】カフェ・シェリー

ここは喫茶店、カフェ・シェリー。
登場するのは40代の渋いマスターと20代の店員マイ、そして主人公はお客様であるあなた。
そこで体験する、魔法のコーヒー「シェリー・ブレンド」の味で、お客様は何かに気づき、そして希望を持っていく。
そんな喫茶店のお話です。


テーマ:

「のぞみちゃん、おはよう」

 

 かなえは私よりも早く起きて、食事の準備をしている。私と言えば、ぎりぎりまで寝ている。ここでふと、こんな言葉をつぶやいた。

 

「私、一人暮らし向いていないかも」

 

「えっ、どうして?」 

 

「だって、掃除や洗濯、食事の準備、何から何まで自分でやらなきゃいけないんだよね。今までそんなことやってこなかったから。どうすればいいのか、さっぱりわからないんだもん」 

 

「そんなの、今からでも少しずつ慣れていけばいいんだよ。はい、目玉焼きどうぞ」 

 

「そういえば、目玉焼きなんて簡単な料理もつくったことないな」

 

「じゃぁ、明日つくってみる?私が手伝うよ」

 

 あれ、この会話どこかでやったことがある気がする。

 

「今日も部活で遅くなるから。のぞみちゃん、先に晩ごはん食べてていいからね」

 

 かなえはそう言って学校へ出かけていった。このときに思い出した。さっきの会話、たしか夢の中でやったんだ。ってことは、まさか…

 

 そう思った瞬間、私の携帯電話が鳴り響いた。ちょっと驚いたので、誰からかかってきたのかも見ずに出てしまった。

 

「あ、もしもし、のぞみ?」

 

「咲良?」

 

 この声は咲良。となると、この次のセリフは…

 

「のぞみ、助けてよー」

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